2013-08-12 鎌倉 おんめ様にて 写真俳句もどき 居会わせて時を過ごして殻一つ ゑぽむ 立派な羽化をしたものだなあと感心して見た その場に居会わせたかったと切に思い 想像し彼の鳴く声を聴いた セミ時雨の中の一つ きっと大きな種をのこしたにちがいない 蓮ひらと猛暑に立ちてたじろがず ゑぽむ 私の身丈より高くあり大きく美しい蓮の葉に出会った 彼女のようにありたいと願った 憧れた 浮かび居り転び居るもの転生きるの ゑぽむ 静かに役目を果たし寺の水にたどりついた蝉 蝉は禅と云う字とつくりが同じだ .