2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

奥様・・・

なんだか様子のちがった方が向こうから歩いていらした 履物は片方のみ パジャマにカーディガン・・・ ご老人だが私はその方の孫ではないので 「奥様 どうなさいました? お宅はどちらですか?」と伺った 彼女は困った様子で 何も言わない 歩き疲れていらっし…

いつもの順路で

木戸をあけて♪街に出れば♪ 小椋さんの懐かしい歌を思い出す 北鎌倉駅のホームから 裸木が冬の中にたっている ホームのベンチで笑いさざめく女三人 中央の方だけがスニーカーでリュック それぞれの楽しみ方 お着物が素敵 温かい裾模様だ 「 カシミアを木の葉…

懐かしさ

「懐かしい」という言葉を辞書で引くと 「思い出されて慕わしいこと」とある 私は義父が懐かしい すなわち慕わしいのである あの頑固の塊の義父を想い慕わしいのだ 毎朝 お茶とお水を上げてにわか仏教徒となり合掌する なにしろ お位牌が五つあるのだ 義祖父…

猫のポストカード

ザンザン降りの雨を出歩いて帰ってみると 嬉しい葉書が届いていた きくしゃんからだ!!! 猫三匹 まるで上から りぼん みけ コバ そっくり 真っ赤なポインセチアから顔を出して 「お母さ〜ん」と呼んでるみたいな りぼん はいはいと返事をして 見えるところ…

小さな家

もしもわたしが家をたてたなら小さな家をたてたでしょう♪ 良い歌があったけれど 社宅暮らしで大きな集合住宅住まい そんな頃に作った粘土の家 爪楊枝をスケールに置いた 連休最終日は出かけたい所があったのだが夫が 「あぁ オレ腹が痛い」という 致し方なく…

五七五

短歌は15歳から詠んでいた 夢中で言葉をとらまえようとしていた 「自分の気持ちに一番近い言葉を探しなさい」 「言葉を探して意味を深めなさい」 恩師の指導の言葉は今も私の心に生きている 此の頃俳句もどきを詠むようになった 五七五にこめる思いが心地…

みけ大騒ぎ

中庭は晩秋 木の葉時雨 お母さん 開けてぇ〜〜〜 ねえぇ〜ったらぁ お母さん 閉めないで 一緒に来て 早くぅ〜〜〜 お願い 涙目のみけ はいはい 猫の脳みそもそれぞれらしい いつまでも甘え頼るみけ 押し入れは自分で開けるりぼんだった コバは威風堂々女王様…

スカイツリーこもごも

なんとなく長姉に電話をした いつもワンコールで出るのは義兄だ「はい○○です」 あぁお兄さんEPOMです お元気ですか? 「ああ 元気だよ このあいだ会議があってな スカイツリーの近くに 行ったものだから 上ってみたよ 子供らが煩くてなあ 半分上っておりてき…

薔薇の出迎え

いつも花で迎えてくれる美容室のエントランス ショートカットは度々訪れねば気が済まない 耳に髪がかかると もう予約の電話を入れる わっと活けられた薔薇 百合や秋明菊が迎えてくれる 美容室のボスの美意識 彼は画家 今回はいつもは抽象画なのに 具象「猫」…

帰り花

柿のへただけが残って花のように見える これは「帰り花」と呼びたいような風景だ たとえば小春日和に咲いてしまった桜のような・・・ この木は男の子が三人いる家族の家の敷地にある 10年も経てば当然彼らは大人になって それぞれに居場所をみつけて 自立…

北鎌倉から鎌倉へ

小さな切通しからホームを歩く人々が見える 洞は墓所であった 誰かある・・・ 庭屋さんの塀見本はぐるりとなのだが道路側のみ ほら ほら! ほら!!! アルバイトと思しきお姉さんの髪の若さ 今時分に咲くから あわれ向日葵倒れ 気持ちよく歩いた歩いた 面白…

映画 「木漏れ日の家」

ポーランド モスクワの森の中の家 アニュラは愛犬フィラと住む 91歳の女性 ポスターはカラーだが映画はモノクロ ひたすら美しい思い出の中に生きる彼女はある夜に窓から ショッキングな場面を目撃する 愛しい一人息子と嫁の会話 「良いんだよ 贈与にしてし…

ナナちゃんの股の下にて待つ

1973年 スイスランド生まれ 身長6メートル 名鉄セブン前在住 名前の由来 セブン→7→ナナ 名古屋市民の待ち合わせ目印と知る 「ナナちゃんの股の下で」とタンポポさんから連絡いただく 以前からお会いしたいと切望していたEPOMであった タンポポさんはド…

旅一日目

小田作之助「木の都」より 水たまりに海より深い空があった 君は日向のノラか 君は目病みか 君は みけ 「 時雨きて苫屋の茶飲み話かな 」 ゑぽむ 「 暮れ早し沈みしもののいたましき 」 ゑぽむ ・ gettengさんからメールあり 「一人旅です」と答えると 「肥…

旅二日

ふ〜わりとタンポポの穂綿のような方に出逢った。可憐でいて強く明るい花。風媒花の名のごとくスーっと現れ漂いながら語り合うこともフ〜ワリと…街はクリスマスの飾りでいっぱい、夢のよう。西の都に住む乙女さま、お目通り叶いまして感謝。良き旅をした。旅…

旅愁

夢は枯れ野をかけめぐる、ということでもないが、日常から離れたい思い止まず、夫に申し出ると賛成してくれ車中の私となった。どっと眠気がきて景色も読書もなく、ある街に降り立った。思い出にやや苦味のある地であるが歩いた歩いた。ワガママを許してくれ…

昨日とはうって変わって

昨日とはうって変わってこの調子 制服でも作業着でもないのになんとお揃いのよう でも会話は面白かった 植物の話 どこにどんな花が咲いているか ヒメジョウオンの変化について 花弁のちぢれ具合など興味深く聴いた 次にカメラの話 80ミリがリミットだから…

年齢順に・・・

からし色のリュックにタイツ! 真っ赤なセーターに細いパンツにブーツ! 斬新な柄の和風コート ぴったり似合って! なんと自由なオシャレの女性達 その点 おじ様たちは個性なし それもまたよし 一人でいるということの楽しみを知る人たち その姿は心地よい …

住んでいた町 横浜

15.6年前まで横浜に住んでいた といっても電車で4っつ乗れば行ける近い町 久しぶりに訪ねてみたら 街路樹に5月に咲くはずのマロニエが・・・ 欅の紅葉にマロニエのコントラスト 街は様変わりしデパートは閑散としていた 良く行っていた古本屋さんには…

冨士山 

蜘蛛と枯れ葉と冨士 なんと良い景色に出会ったことだろう 若い僧侶たちの托鉢帰りの円覚寺前にて 冨士山は幾度も眺めながらアップすることはできなかった それがどうだろう カメラを向ける気持ちになった どうしたことか 我が家がわずかちらりと写り込んでい…

このごろ読んだ本 「水神」は読み進むのに苦しくて難渋 よくぞ書いたりと著者を絶賛なれど 苦しき読み物 「荒蝦夷」は生まれ故郷の近くが戦場であった昔物語 知った地名が随所に出てきて しかし戦の残酷は致し方なし 「ふたつのものが身のなかでせめぎあって…

電話ボックスの思い出

景観を損なわないようにと配慮された電話ボックス 使っている人を見ることはあまりないけれど・・・ やがて消えゆく運命なのかと思うが こうしてあった方がいい 電話ボックス 昔々 家からはかけられない心をもって 十円玉をポケットにたくさん入れて そっと…

創りに見惚れて

薬局で待ちながらテレビの「みんなのうた」を久しぶりに見た それはそれは精密な切り絵がアニメーションとして映っていた 切り絵 蒼山日菜さん 私も稚拙ながら創ったをアップする ターコイズの古いベルトを見つけてほぐして いろいろ加工した 碧が美しいと思…

立冬

「 柚の明日香り立つ冬暦かな 」 ゑぽむ 昨日 秋の季語である柚をいただいた そして浮かんだので記した 秋だ秋だと思っていたら立冬なのである 書いておきたい ある方を思って 「 秋雨にふたしずくほどこめしかな 」 ゑぽむ 「 秋雨が応えとなって掌に 」 ゑ…

思いが 普通 不通

「 柿照りて思いのほかの風当たり 」 ゑぽむ 「電話機でなぐられし如く柘榴あり」 ゑぽむ 「遥か地に子は居るものと柿喰らふ」 ゑぽむ にわかに俳句づいた いやいや川柳でもない五七五・・・ どうしてこうも言葉も思いも通じないのだ これはフツーのことなの…

鎌倉 亀ヶ谷切通し

] 「 切通し昼の昏さに灯をともし 」ゑぽむ 農機具小屋は晩秋の陽につつまれて 氏神様に猫が寄り添っているの図 家から小一時間で扇ヵ谷の山坂を越えて平地に出ると線路という日常 秋の日差しはまぶしいのに木陰は暗く光センサーの蛍光灯がついていた ちょっ…

北鎌倉これはこれは

北鎌倉のバス停のところにあるビャクシンの古木です 車の往来が多いので根元のみの画像 凄いのです ビャクシンは柏槇という字 円覚寺の中にもあります もっともこのバス停は昔々は円覚寺敷地内であったもの そこを国鉄がレールをしいて走りこんでしまったと…

ちょっと・ショート ⑩ グレーテルその後

ハガキの書き方を知らないので それを教える授業が小学校で なされているそうだ 例をあげれば 郵便番号欄には携帯電話番号を余り書きし 住所と名前を左右あるいは上下反対に書き なかには名前だけ書けば届くと思っている子もいるらしい これは携帯メールとイ…

湯豆腐の季節

お豆腐が大好き 好きでたまらない ご飯よりも好き ご飯代り どんぶりにお豆腐一丁切って入れ 根生姜刻んで おかかをかける 茗荷は高くてもたっぷり刻む 電子レンジでち〜ん 特別お取り寄せのだし醤油をかけてスプーンでいただく まったくこれでは趣の無いこ…

ちょっと一休み

芝生の草取りも大変だ 20メートルほどのマンションの敷地 管理人さんは几帳面に毎日草を刈っている 3メートルほどずつが限度らしい フーッと一服しているのだろうか いつも通る管理の行きとどいた芝生だったが体調不良で伸びちゃったかな いつもは歩かな…