2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日はハロウィン

アメリカのお祭りだとばかり思っていたが 実はイギリス、スコットランド ケルト人が起源であるという 秋の収穫を祝い 子供たちが各家をお菓子をもらいに訪問する くれない家には悪戯の仕返しをしてもいいのだそうだ 沈黙を見守る花は親なりき ゑぽむ 鎌倉五…

ドレスデン レースフィグリン直し

過日預かり直す力が我が内に満ちてくるのを待っていた とりかかれば一時間もあればできる事 何にでも潮時とはある 無惨な傷が胸にあり 片腕と花々が無い・・・ 出来る限りのことはした もう大丈夫ね 品があって美しい オーナーが喜んでウィンドウにディスプ…

きくしゃんからのメール

グリンアイの勘違い なんときくしゃんは入院していた グリンアイの手術をするとは前回聞いてはいたけれど リンクしてしまった! 笑っちゃったそうである 今日はオペ 私自身は緑内障のボーダーなので わわわ〜の思い 視野欠損は小さくて「生まれつき」かもし…

日本の古本屋さん

いつも購入するのは「日本の古本屋さん」です 日本全国の古本屋さんとネットで繋がっていて 欲しい本がすぐ見つかります ついつい買いつらねて また本棚をきつきつにしそうですが また処分すれば良いのです。 さて袋から出してみたら 憶えのない本が! え?…

ピピさんや鳥のようなる名であった

ピピさんが蟻喰いをする猫なのに ゑぽむ 噛まれ憐れ 夏はベランダに転がっているセミを食べていた 羽根が4枚残ってた蟻は蟻酸で不味かったらしい 自力で出てきた蟻あはれどうせなら悪夢を喰うバクになっちゃくれないかい ピピよ猫の手を借りたいほどの此の…

 なみだの操 殿さまキングス

あなたのけしてお邪魔はしないから ゑぽむ 文字入れしたこれを見て 夫が吹きだした 我が家はいま笑っている場合ではないのである しかしながら 私はこんな写真を撮って俳句もどき&歌詞拝借までする どうかしているわいと思いつつこうしてアップせずにはいら…

大岡裁きを見る

テレビっ子の夫は(テレビ)をつけたまま本が読めるという奇特な人だ私はまったく無理である 隣の部屋でドアは開けてあるがPC三昧すると 懐かしいメロディが聴こえてきた襖四枚 大きな青に白の鞘形(さやがた)の模様ジャンジャジャジャジャーンルール― ル…

柿色琥珀色

故郷仙台の晩秋の風景にあるのは柿の実であるほかの果実はなかった 稲刈りが始まる頃の寒さ イナゴは枯れ色だった福島ではごく普通の家の庭に立派な林檎が生っており酒田では砂丘メロンが夏の日差しの下に丸々と実りしていたここでは橙という柑橘類が当然の…

わたしの中の慈愛と憎悪

私の幻滅 八木重吉 なにゆえに わたしは妻に幻滅を感じるか、 わたしの妻はにんげんであって はなをかみ べんじょにいき 天使そのものでなかったゆえに、 そのゆえんにわたしはこの世をいかるか にんげんがみな 小さき神でないゆえに、 なにゆえに わが児を…

One more time,One more chance

山崎まさよしさんという歌手がいる夕べ歌謡番組で 大竹しのぶさんと昭和34年の「黄昏のビギン」をデュエットしていた 彼の声 彼の顔 いつも想っていた 18歳の太郎を家から追い出した時 寝ても覚めても明けても暮れても「太郎 太郎 太郎 太郎 太郎・・・…

深紅の薔薇をそえて

これはロイヤル・ドレスデンの人形 元の姿は 白いドレスも顔もすすけていて どこかに幽閉されていたかのようだった 救い出されて わたしは抱いた この子 なにか淋くて辛いのだけれど どうしたらいいかしら オーナーが「そうなのよ あなたなんとかして」 連れ…

天国

からりと晴れた秋空の下を歩きながら 毎年口ずさむ俳句がある交通事故で父上を失った小学5年生の女の子の俳句 「天国ももう秋ですかお父さん」 そして芥川龍之介 七歳の作といわれる源氏物語から引いた句 「落ち葉焚いて葉守の神を見し夜かな」 そして季語…

十月 甘露

早く書きたいと想いつつ暦が過ぎてしまったが 十月八日頃を甘露というノートを処分してしまったのでいつ頃詠んだものか定かでないおそらく二十歳くらいかと・・・ 紅絹ちらす甘露のしずくふりわけて京友禅の色のあざやか ゑぽむ 紅絹とは「もみ」と読む 紅葉…

「淋しいから呼んだのよ」

「今日は来れますか?」とショートメールが入った 洋骨董屋さんのオーナーさん! 私のアルバイトは曜日も日も決まっているわけではなくて 行きたくて行けばあり 依頼されたものが出来あがったら持って行き ついでといっては何だかへんなのだが働く(?)のだ…

美しいもの

きれいな画を見た これは紅茶専門店の入り口横の壁に描かれた画 原寸大のお店で紅茶をいただくことができる 何度も行っていたのに気がつかなかったのだ 私としたことが・・・ イギリスのうさぎのオーナメント いつか直したうさぎのお嬢さんと同じ顔のオーナ…

雨の日の巡り会い

珍しい事もあるもので 横浜での仕事が早く終わったから待ち合わせようと 夫から電話があった 「チッ」っと舌打ちしいしい 雨靴履いて出かけて行った 良い事があったか? あった! いつも同じ道を歩かねば気の済まぬ私の不機嫌をものともせずに歩く夫 そうし…

言ってはいけないことだらけ

「腹ふくるる思い」「言うに言われぬ思い」というのがある 西洋の昔話には言いたいことを穴を掘って大声で叫び埋め戻したら 芽が出て木になって・・・どうしたのだったか忘れたが そんなこんなは古今東西に満ち溢れているのだろう ここにさらけ出してしまい…

「砂糖菓子が壊れるとき」曽野綾子著&「バス停留所」

幾度か書きましたが私は曽野綾子さんの著書のファンです ほぼ読了しています。 一番最初の出会いは朝日新聞に連載されていた「神の汚れた手」でした 次男がお腹にいるかいないかの時から 出産退院してから(古新聞)となった一週間分を読み 亡母から「産婦は…

JR湘南新宿ライン

東京には何度も行きましたが 湘南新宿ラインに乗ったのは初めてです あっという間に 新宿に着きました 改札を出て目的地に行くまでの遠いこと 駅ビルの屋根の下を 25分も歩いて やっと外 やっと空が見えました 夫と一緒でなかったら家に戻ることすら出来ず…

我が窮状 (沢田研二)

人はだれ一人逃れられぬ窮地に立つことがある 普通に平凡にと願っても つとめても真実一路で生きてきても その舞台が暗転することなぞ 石ころのごとくに転がっている 昨日 A0153さんのブログで思いがけない事を知ったhttp://d.hatena.ne.jp/A0153/ グル…

雨の匂いから

私は甥と6歳ほどしか違いませんので 彼等は「おばさん」とは呼びません 「EPOMちゃん」と言います あれは彼が中学一年生くらいの頃でした 学校から帰ってくるなり まだ青空なのに 「雨の匂いがするなぁ」と言ったのです 彼の弟は「そんなの匂うはずない…

村上春樹さん

ノーベル賞逃す!だそうです 本屋さんは彼のコーナーを作り 待っていました 商業主義の権化です 若い人たちが集まってお酒を飲みながら待つ風景の違和感 彼等に読み解けるのか 無理でしょう すべては流行にのる愚かさです 村上さんの本を私はずーっと読んで…

ミクロの決死圏とノーベル賞

ゴールデン映画劇場や日曜映画館で心ときめかして観た映画 SF小説の映画化だったと後に知った 1時間だけごく小さな宇宙船のようなものにドクター達が乗り込んで 人の体に入って治療するという夢物語だった でもSF小説とは必ず実現するという可能性をも…

自分の約四半世紀の記録を書く

思いたち、そして、必要にせまられて 生きてきた近年の四半世紀を詳しく綴った ここに引っ越してきてから今に至るまでの日々の記録 物事をあまり忘れない質であるし 書き留めている手帳もあるし ブログもある 時系列は前後しつつ 推敲する時間は無く書き終え…

台風一過

すごい台風があっという間にいき過ぎて行った 「一天にわかにかき曇り」とは言うが「一天にわかに晴れ上がり」であった そうすると歩きたくなる いつもは流れの音だけする鉄格子の暗渠を覗くと キラキラと光る流れ! 暗渠にさえ台風一過の光あり ゑぽむ 心が…

10月5日太郎誕生日

昨日は太郎の誕生日だった といっても もうすぐ今日に近い時刻の誕生だったから 6日に近い 大きな赤ん坊だった 3400グラムもあって 「お母さんにしては大きめだったね 3000グラムが丁度だけどね」と ドクターは今更 しょうがない事をいうなぁと思っ…

次郎跳ぶ

戦争が廊下の奥に立ってゐた 渡辺白泉 てふてふが一匹韃靼海峡を渡っていった 安西冬衛 一句目は此の頃の不安を如実にあらわしている 数ヶ月の不安はこれに象徴される そして「てふてふ」とは蝶であるから季語は春なれど 次郎にとって 今は春なのである 韃靼…

由比ヶ浜の青空

あくまでも空と海とは同じゅうて確かむる術はなかりき ゑぽむ その境界はどこなろうかと海を見つめても 空と海との境目は見えない 近寄ればわかるのか 虹かほうき星のようにふっと去っていく つかまえきれない言葉の数々 こんなに晴れている 人生の逆境は私…

JR横浜関内駅

わ・かんない駅に降り立ち何語かな ゑ 今昔も語り尽せぬ事情あらむ ゑ 千日紅千日経って白髪婆 ゑ 掛け布団夜空であるか御留守宅 ゑ 夫と待ち合わせた関内駅前で 何がともなく撮った 一人ひとりが背負った運命という袋 中には何が入っているのか 本人でさえ…

大雨に散歩

昨日は朝からザンザン降りだったのだけれど なぜか雨が好きで うきうきと歩きだしたくなるのだ 向かい風で ちょっと失敗したかしらっと立ち止まり 一軒の作業場のガラス越しに 竹細工をするご老人がいらした じーっと見入ってしまう その繊細な手仕事を 脇に…