2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

白樺の木

白樺はただ木であるが目に涙 ゑぽむ 伐られて枝をはらわれて ニスを塗られてインテリア それでも 白樺は白樺だ 他の木とはまったく違う顔の木 初めて入った喫茶店の間仕切りに使われていた 目が合って ニスのひかりが涙に見えた 木に感情はないだろうから こ…

やなせさん

この「詩とメルヘン」は1964年の本です やなせさんは もうご自分を歳をとったとおっしゃっているのが なんだか可笑しいです やなせさんは「若かった」のでしょうね そしてほんとうにお歳を召されて旅立たれた 様々な方の詩を紹介してくださり また ご自…

韻を踏みそれがよいかと身をなだめ

古書からの贈り物なる優美かな ゑぽむ 今の本についている栞はただの紙切れです 昔はこんなに素敵 アールヌーボーと言っていいほどのデザイン これを描いた人は誰なのでしょう 猫よりも大きな蜂が死んどった ゑぽむ ほんとうにセミかと思うほどの大きさだっ…

ちょっと落ち込んでいるが・・・

例えれば暗渠のような日のありき ゑぽむ また会えた年中咲いてる姫なのに ゑぽむ 松下電器と表示のあるソケットとガラスのカサをみつけた この部屋の蛍光灯が壊れてからスタンドだけだったので 電気屋さんでコードをつけてもらって脚立に上がって設置 なんと…

みけ キキ ピピ

つらかった夜を忘れてしまおうね ゑぽむ トトロのねまっくろくろすけみたいだね ゑぽむ みけとピピ親子のようにこのように ゑぽむ 「幸せな猫達です ほんとうに」と しあわせねこの会の方が 仰って下さった うんと可愛がって 怖かったことを 忘れさせてやろ…

詩とメルヘン

やなせさん悼む涙の雨の中 ゑぽむ ジンジャーを供えて香る豊饒の ゑぽむ やなせたかしさんが亡くなられた 息子が幼稚園の時に知った本 それには食パンマンが登場してお腹が空いている子に 顔をお陽さまに向けてこんがり焼いて食べさせるというお話だった だ…

自然の偶然の宝物

ゼニゴケの守り抱きしエメラルド ゑぽむ 円覚寺の苔庭は枯れ始めていますが宝物発見です カナブンは鮮やかにエメラルド色に輝いていました あら丸く上手く枯れたの器用ねぇ ゑぽむ どうしたものか この丸さ加減の良い按配 自然の妙 面白いもの探しをしなくて…

見るお菓子を頂くっと ついで披露

京都ぎおんみやげ「鍵善」の落雁 箱をあけて あまりのきれいさに見惚れた この菓子を作るための木型を作った職人さんがいて いろいろ注文があってあーでもないこーでもないとの結果 出来あがった木型に菓子種を入れて・・・それも試行錯誤の連続で こんなに…

静かな秋に学ぶ

十月桜 待ちわびた景色約束たがえずに ゑぽむ この日頃めったに会えぬ少年H ゑぽむ ひたすら勉強に余念のない坊主頭の少年に出会った ゲームでもスマホでもない ノートに鉛筆 没頭している どんなお家の子なのだろうか お母さんはどんな方かしら あぁ こん…

秋徒然

そうだわねぇそっと揺らめく心地よさ ゑぽむ 鮮やかな廃棄物なり訳ありか ゑぽむ ねぇみけ様そこにあたしも入っちゃだめ? ゑぽむ このカゴは私の手編みで動物病院に連れて行くときのケージ 次郎が自分のTシャツを敷いて出しておいてくれた 「あ・そうだっ…

この頃読んだ本ちょっと紹介

これはまるで三浦綾子さんの本を読んでいるような気がしてならなかった 聖女というのは確かにいることが信じられる そしてこの作家自身が余命いくばくもない中で書かれた 主人公は実在の人として浮き彫りになり 救い主のようなマリアが ひと時も離れず天に召…

沖縄の父上と会う

息子の義父上と出会う機会を得た 北海道の出身である父上は一昨年64歳という若さで先立たれた 奥様のお骨を分骨するために故郷にいかれ 帰りに羽田で会いたいとのご希望だったので 私たち夫婦は喜んで出かけていった すると なんと 息子の妻の雅代ちゃん真…

秋の実り

可愛らし小菊の糧の相思ひ ゑぽむ 口開けて待てばこっくりうなづきぬ ゑぽむ 栗の渋皮煮は毎年のこと和小物屋の咲さんが作ってくださる 私は手をかけずに口を開けて待っていれば美味しい思いで幸せ タンポポさんが口を開けっぱなしでいると柿の葉っぱ入るよ…

ささやかな思い

ヒヨドリバナ キキ 右目が白濁 視力に問題なし 大姉様みけに服従の態のピピ 優しいみけ 世界中の幸不幸 日本にも同じく思いがけない災害という不幸がある たまたま こうして穏やかに暮らしていられることを 大いなるものに感謝しつつ心して暮らしていこう 私…

台風一過

紫の式部を散らし一過かな ゑぽむ 水草になって戸惑う憐れかな ゑぽむ 妹は嫌になっちゃうおせっかい ゑぽむ ・ 大きな台風一過となった 大島の惨状はなんとしたことだろう 私は遠い島のこととして見てしまっていることにおののく いつ何時 降りかかるかもし…

円覚寺のあれこれと婦女子の力

ネルシャツをパジャマと言った姉だった ゑぽむ 椎の実が大豊漁と蜘蛛のいふ ゑぽむ 山吹の花を咲かせる元締め殿 ゑぽむ 今日は台風 被害が無ければいいと願う 外は風雨が激しい 通院日で薬が切れているので少し不安 晴れたら出かけよう ・ 昨日読んだ本にあ…

猫と暮らす喜び満ちる心して

これは私がつくったのではないけれど失礼ながら目が一本の線だった 可愛くしたくて目を描いた お人形のような猫になった オリジナルを作られた方 ごめんなさいm(__)m ごはんです無心というは我かもと ゑぽむ 二階には下宿猫ありみけ主 ゑぽむ 皆さんが足とめ…

鎌倉亀ヶ谷切通し

なんとも表現し難い夏がやっと過ぎて行ってくれた 久しぶりに切通しを歩こうかという気分にもなろうもの 夫の支度が遅い ふつうは妻が時間がかかるものではないか 5本指のハイソックスにふと思いついて悪戯描きをした 切通しにある地蔵尊 岩に彫られたお地…

キキの眠り

どこまでが猫か椅子かの境目で 絵ぽむ 捨てられて怯えてさまよっていた仔猫が安心しきって眠っている ペットショップから連れてきたみけとはまったく違う それは産まれおちるや遭遇した凄まじい恐怖と飢えであったろう 母猫は自身が生き伸びるために親切そう…

秋の戯れ

セザンヌ この繁茂わが身さいなむ明るさよ ゑぽむ ぴょんぴょんとお座敷ぼっこやってきた ゑぽむ 秋の花はどれも静かに咲くものだ セイタカアワダチソウも明るく風にそよいできれい でも 目がかゆい 座敷童子のことを「お座敷ぼっこ」と呼ぶ地方は本家 ・

金木犀

笹りんどうの一つ紋にて装いぬ ゑぽむ 時を着る裾模様とて匂やかに ゑぽむ 金木犀も銀木犀も咲き誇り あっという間に散り果てている そして地を美しく彩っている 花の香りは季節を気付かせてくれて 心にしみて生きたかりけり・・・という気持ちにさせてくれ…

新作紹介

チープなプラスチックも珊瑚も象牙もカメオのルースも こんなことしていいのかなあ・・・っと思いつつもこうなっちゃう 好きにし放題 習うのきらい 教えるのキライ そんな作品です 中には14金も9金も使ってあります 「高級感を出さないように」がモットー…

友あり遠方より来る

枯れ際の美しさこそ葉の誉れ ゑぽむ こんなにも見事な枯れ具合を見たのは初めてだ 土佐みずきという植物 人もこのようにツヤ良くいられるものと 昨日のオフ会にて感動しきり 私はどうだろうかや 端正にまばゆくありて命あり ゑぽむ 三人の昔乙女達は命につい…

猫まみれ子育てのごと奔走す

姉さんは厠に行くの食事中 ゑぽむ 夢をみた なんと猫の腰のあたりにメモリースティックの口があった わあ これはなんて便利なんだろう 何を見てるかわかっちゃう!!! 嬉しいなあ どうして今まで気付かなかったかしら 目が覚めて真夜中に夫を起こしに行って…

溜め湯して髪を洗いて身をゆだね

もうそろそろバスタブにつかろうかという季節になった 一番風呂にて 湯を汲んで 顔を洗った そして思いついて 昔ながらの髪の洗い方をしてみた シャワーのない時代は こうしていたなと・・・ 正座し頭を下げて湯をかけて シャンプー剤で洗い すすぐすすぐ 上…

誕生日

現役の威風堂々御美の守 ゑぽむ 昨日は太郎の誕生日であった 陣痛が始まったほどの早朝に電話をして 「誕生日おめでとう じゃあね」 うぐ・・・ 何も言わさず切った 産まれたのは深夜だった いつまで経っても あの日のことは昨日のことのようだ ちっとも眠れ…

秋の花香りてさみし空たかく

金木犀の流るる道をそぞろゆく ゑぽむ 民さんは野菊のようなひとなんだ ゑぽむ 思うことがうまく伝えられないことがある どれほど言葉をつくしても汲めないこともある それはそれで致し方ない 季節はそんな人間の瑣末なことなぞ通り抜けて 秋の香りを漂わせ …

声挙げよ

ふいにさし出されて嬉し葉のよじれ ゑぽむ 柿の実を枝ごと頂いた 二度目 最初はすぐに食べてしまった 甘柿のほの甘さ 種の多い事 市場に出回らない庭の柿 また頂いた 葉っぱのよじれが「どうもすいません」と言っているようだ この純朴さにうたれる ・ 福島…

キキの顔何思うやら猫心地

なでしこのうてなに鳴くはほととぎす ゑぽむ 月の輪の猫の何処をみゆるかな ゑぽむ やっと キキの顔が撮れました 真っ黒で目鼻も黒ですから なかなかアップできませんでした 可愛い顔をしているでしょう 猫親バカです!(^^)! もう安心していいのよ 大丈夫よ …

日本人もっとお米をたべましょう

井上ひさしさんの本だから興味を惹かれて読んだのです 他の著者だったら手にとらなかったでしょう 皆さんにお薦めの本 ぜひお読みいただきたい一冊です 日本という国の過ちをこんなにもわかり易く書いて下さった 井上ひさしさんに感謝の気持ちでいっぱいにな…