2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Le Chat Noir

過日鎌倉御成町の小さな催事店で初めて出会った手作りの母娘さん ひそやかなお話のなさり方が実に品が良く それは当然ながら作品にもあらわれ完成度の高いものばかりだった ただ見せていただき猫の話しに終始しお店の場所の和紙の名刺をいただき 訪ねてみよ…

戯れに

高村光太郎の「手」をみて真似をしてみた ものすごい力と緊張 腕がつって痛くなった 壁に映る影には緊張はない 丸文字でつくろった この手のモデルはこのポーズをし続けたのかしら 光太郎は命じたのかしら 創造? 自らの手? 何年も前に近くの女子大の社会人…

帯書きの誘惑

こう書いてあっちゃついついBookof割引55円と言えど買ってしまう そしてがっかり・・・ そうそうたるメンバーの喝采 誰もが良いというものに良いためしはない しょうがないから読了したが「ああぁ」という感じ 帯の誘惑に負けたというエピソード さし招くい…

「見る前に跳べ」

跳躍直前!!! みけ! 見る前に跳べと大江健三郎 ゑぽむ ずっと以前に読んだが難しくて理解できなかった ただ本の中のこの英文が記憶に鮮明にある (Look if you lake but you will have to leap.) あらためて大江氏の生い立ちを読んでみたら 高校転校時に…

鉄塔高く

雲ひとつない青空の鉄塔を見上げると! 背中を押すような風の中 鉄塔の上での作業 何か合図し合う声が高く響いて聞えてくる 「わあ〜 すごい! さむいでしょうね〜!!! 男だわねぇ!」 夫が「若いころはパラボラアンテナの上に上ったなあ」と そういえば分…

金魚

去年の3月4日 NHK 広島発ドラマ 「火の魚」をアップした それは1956年 室生犀星著「蜜のあはれ」が原作 実に印象的に心にのこっていたのだった そして 出会いがあった 会いたかった金魚 会うべくして会った 象牙を彫り彩色された金魚 古いものだが水に…

初詣・・・遅いこと

横浜市元町の厳島神社 ウィキペディアによれば元来は洲干島(しゅうかんじま)とも呼ばれる 入り江の砂洲上の寒村であった横浜村のさらに先端にあり 「洲干弁天神社」と称した 詣でる人影もなく一人占めの吉であった 八八番 昇り龍 仕事もしていないのに出世…

大島渚氏 幕引きに寄せて

gooより拝借 渚逝き歯の無き者等衣を振り 蛍ばか渚なぐりて明子とめ(火垂る) コリーダは愛の証しの無罪なり 佐木隆三と目を下に置く怒鳴り合い 腑に落ちる口論今や寄せぬ波 合掌 .

一羽と一匹と一人

毎日歩く私が毎日のようにすれ違ったり追いかけたりの奥様 このワンちゃんと共に歩く日々 バスの窓から建長寺あたりで見かけたと思うや なぜか下車すると私の前に居たり! 早足!!! 過日お一人で歩いていらしたので「奥様ワンちゃんは?」と伺うと 「娘が…

久しぶりの上京

仙台の友人が娘さんを訪ねて上京してきました 知らせてくれたので私も4年ぶりでの上京です 毎日鎌倉の山ばかり歩いているのでお上りさんでした 新日本橋の駅通路のシャネルの広告! もうすぐ開店のミーティングでしょう 天女のオブジェ 圧倒される大きさ お…

ネズミの恋

ガラスのネックレスを見つけました きっと誰も気づかないほどにそれは小さく 埋もれるようにありました ガラス工房の職人がどんな手法でこしらえたものか解りませんが 3センチほどのガラスドームの中に 左手で目をぬぐい 下げた右手に大きな花を持っている…

映画会 「アーティスト」

二ヶ月に一度の無料映画会が楽しみです 今月は無声映画ということで 本を読むような感じなのかなと あまり期待しないで座りましたが さにあらず 「目は口ほどに物を言う」と云いますが もうそれ以上でした 感激 感動 しばらく立ち上がれませんでした エンデ…

ちょっと.ショート ⑪ I My ミー

ホームの向こうから手を振っている 懐かしい愛しい恋しい人 走り寄る 目と目が合う しっかりと優しく抱きしめてくれる腕の温もり 逢いたかった 話したかった あれはいつのことだったろうか もう何十年も前 私たちは猫と暮らしていた とても穏やかな日々 お日…

夫の歯

夕食時 夫が「豆腐に何をいれた?!」 え? 手品じゃあるまいし何を入れられましょう・・・と見ると 「歯」である コロンと「歯」がある どの歯が取れたの?「ん? わからない」 アーンとしてみて あぁ奥歯がないわ 明日歯医者さんに行くといいわ付けて下さ…

リクエストに応えて

アクセサリーの委託店から髪飾りをつくってと注文がありました 髪飾り?・・・ そういえば2.30代の方々が付けているのを 度々見かけてはいました しかし創ろうという意欲は湧かなかったのです お店の方が「髪飾りをさがしているお客さんが多いのですよ」…

〜ふと感じた自分の成長〜

ガード下の展示コーナーに小学生の短歌がありました 一首目はほのぼのとするユーモア賞 二首、三首目は 並んで最優秀! EPOMのこの眼鏡で選びました 50首ほど展示されていたのです 小学6年生の皆さんの短歌は なにを小癪な小童めではありませんでした な…

昨日の雪

赤い帽子 つぶらな赤い目 にっこりのお口 雪ケヤキ越しの我が家 大雪の成人式 「 雪けむる好ましき木の姿かな 」 ゑぽむ 前日の青空から一転 大雪となった昨日の風景 懐かしい雪の匂いとひんやりしめった空気が心地よかった しかし三浦半島には豪雪強風警報…

鎌倉芸術館

鎌倉芸術館を裏側から撮りました ここで様々な催しを見ました 一番は次男のクラシックギター発表会! 顔が赤くなったり白くなったり・・・後で訊くと間違えた!っと 知らんぷりしていればいいのに(笑) 谷川俊太郎さんの詩の朗読会は印象的でした 息子さん…

歌詞からあれこれ

昨日の続きのあれこれ・・・ 夫が度々 これはどういう意味だと訊く 文語体 もう 聴き惚れているのに煩いなあ・・・「解るでしょ大人なんだから」 超手短かに説明しながら私自身の子供時代を思い出す 「虫の声」 あれまつ虫が鳴いている ちんちろちんちろちん…

ファイナルコンサート

由紀さおりさん、安田祥子さん姉妹のファイナルコンサートを 4日前にさんざんこきおろしたテレビで見た 素晴らしいなどという次元ではない二人のハーモニーに聴き惚れた どの歌も良かった どれも一緒に歌えるが黙って聴いた 「この道」は懐かしい友を彷彿と…

ひとすじ別の道を歩いてみた

たおやかなお姿の弁財天さま 美しや きりりとした赤い芽は寒をあびている 要塞のようなお宅 花が飾ってある松の内 我が家のドアには鍵が二つ付けてある 「何から何を守りたいの?」と気の利いた知人に訊かれたことがある 返答に窮した ただの怖がりなのよ そ…

今日はあちこち

いったい何があったのでしょう 何故に寝ているのか 深いわけがあるのでしょうが 知るすべもありません 春には白い花をつける彼女 お手上げのふう これは高齢者のデイケアセンターの避難用滑り台・・・こわい 私は多分これはおりられない 生垣にぶつかってし…

4Kというテレビジョンから思うこと

ニュースでSONYから発売の4Kというテレビのことを紹介していた 3Kなら聞き覚えがあるがなんだろうと見入ったら 画像の解像度の高いテレビのことだった 技術の粋を結集したという会心の作なのだろう 美しいものだと思った そして私がけっして行けないところ…

カラスの夫婦?

「よう お宅 景気はどうよ?」バタバタバタ 「まあまあってとこかなァ」 「あんた どこがまあまあなのよ!」 「へっ・・・」 この木の下には個人所有の神社がある 〇〇神社とあり大地主さん でも昔の光今いずこの感ありで長い長い塀がよろめいて残り バス通…

待合室で読んだ

待合室の本に目をやると曽野綾子さんの名前があった 曽野さんは最近は小説を書かれないから遠ざかっていたが 週刊誌の記事の見出しが表紙にあったので開いて見た クリックしてお読みいただきたいが周知のことだろう 記事のなかにぜひここに引いておきたい個…

湘南モノレール

大船と江の島をつなぐモノレール またがり式とぶら下がり式があるけれど これは後者 鉄を使う量が多いか少ないかを学生が話していたので 興味深く拝聴したのだったが はてどちらだったかしら 大船発着 子供たちは嬉々として見つめる これはこれはと通る度に…

立ち見の漫才

テレビは自分ではつけない 休み中の夫はテレビをつけて本が読めるという特技があるが私は無理 通りすがりに気に入れば見るが素通りが多い 落語の一言が耳を捉えた 身につまされて立ち見した 面白かった 筋はこうである 父親が独りでいるところに高校中退して…

そぞろ歩き

枯れ霜や儚き日々のくり返し ゑぽむ 掃き清められた仕事場 仕事始め前になされた木の葉がこんもりと 昔なら焚火となったろうが それは今ではなされない 赤い赤い葉が「わたしはここにいますよ〜」っと云っているよう ・

時計が止まった大晦日

大晦日に時計が止まった 夫が勤続30年記念に会社からもらった腕時計 時計屋さんが始まるまで二日だからねと云って この前 電池を換えたのはいつだっけなどと云いつつ 「あ 動いた」・・・ 初売りの駅ビルの時計売り場に持って行く 「あのう 電池交換して下…

鎌倉 円覚寺より

円覚寺に登る途中からの富士山 座禅堂場の観音様 甘酒を頂くのがならい 「蝋梅や御仏の手なるつくりもの」ゑ 人々は手を合わせる 神仏に空に木々に日に 陰れば寒くはあれど 万度に日射しの力に驚く 暖かい背中 ありがとうございます .