2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏景色たちくらみつつ収めけり

戯れに蝶の真似なぞして鳴こか ゑぽむ 電信柱や網戸に止まって鳴く蝉は幾度も見たが 花にすがりついているのは初めてでものの憐れを感じてしまった なに 勝手な思い込みにて惚けた画像をアップなり どこに蝉が? お探し下さいませ 設えによくぞ添いたり武道…

折り鶴の笑い

宅配便のすき間に新聞紙がつめてあり なにしろ習い性にてクシャクシャを伸ばして読んだ わっはっはと笑った 川柳の欄だ 「 不器用でカラスのような鶴を折り 」 某氏 どうしたらカラスのように折れるのかしら カラスとて姿は良いのだけれど やはり鶴には遠く…

淀川長治さんに出会う

左下にぼんやりあるのは私の指です どうしてこんな画像をアップして平気なのでしょうか ったく! いえいえ 懐かしいこの方のお顔に出会えて感激したのです 「土曜ロードショー」ってありましたね 映画を観てみて観てみて我がものとして どんなに監督、俳優が…

白き花に出会う

日傘で暴風雨のような日射から逃れつつ早足に脇目もふらずにいたのに 呼びとめられて立ちすくんだ 吸い寄せられ炎天下をわすれた 夏目漱石 「仏性は白き桔梗にこそあらめ」 ここにおわするのも縁 ・ 一握の砂を噛むよな日のありき ゑぽむ 羊歯の手に虫を握ら…

自治会

マンションの自治会の役員がまわってきたことは過日書いた 夫は会長職を頂いて来て ずいぶん一生懸命にむきあっている 夕べ集会が終わって帰宅し食事しながら 「みんな真面目に取り組んでいるんだなあ」と感慨深げ そうよ ほんとうにどうしたら楽しいお祭り…

慇懃無礼でしょうかしら

出かける次男に「行ってらっしゃいませ」と声掛けすると 「それは慇懃無礼というものです」と云う ならばと「行ってこい」 「おー!」と返事 他国の言葉は知らぬけれども 声音や表情や雰囲気でさまざまに伝えているのだろう お屋敷の執事のような万事知った…

新しい世界を知ること

「新しい」と言うにはまったく当たらないことなのですが 本を読むことがなにより好きな者である私にとって 出会えた僥倖といえます。 こうして毎日当たり前にPCをひらき言語をもって表現する機能を 自分が持っていることを なぜなのか不思議に感じることが…

袢衣手綱(はんこたんな)

今夏2度目 ありがたい美味しいメロンをいただいた そして今回の箱の絵がなんとも懐かしく 可愛らしいのでアップ庄内地方に住んだ頃に「わっ忍者みたい!」と思った農作業姿 黒い巾広の布で顔を覆っている 目だけが美しくて印象的だったなあ 色白で瞳の色が…

頭の疲労

なんだか変だった 体調が悪いわけではない 暑いからってなんだ 夏じゃないか 毎年やってくる中を平気で歩いていたじゃないか それなのに それなのに とにかく変だった 加齢というものでもなさそうだと感じた ただものを考えたり感じたり 人と単純でない会話…

関東も梅雨明け間近

春浅き頃に芽吹き咲く野スミレが葉を伸ばしてきた! 他の鉢は無言であるのに この子は何を勘違いしたのでしょ この小さな白い小さな花はなんでしょう 廃屋の道端からもらってきた小さな葉がたくましくて 大輪が咲くかと思いきやカスミ草よりも小さい! inuwa…

美容室で話し込む

いつもながらのセンスの良さ ピンクの一重の盛り花 こんなにたくさんなのに涼しげで可愛らしい 松本清張の未巻本や末筆となった本の話をして 彼が書くために各地を取材し聴き取りは密で深かったことなどから 読解力も必要だし それが近頃疲れて仕様がないと…

やれはちすまだ間がありて花守り

わたくしが一番きれいだったのよ ゑぽむ 出会った花がそう言った 葉守りも若くたくましい かぶく時なりなまめかし ✿

夏の思い出

かの浜に遊びし姿ガラス色 ゑぽむ 子供らと海辺で遊びつつ晩のみそ汁のヒラ貝やきれいな貝殻を拾った 「これ きれい〜!」網の浮き玉をみつけて得意の声! コロコロするので麻紐で編んで吊った もう忘れてしまったけれど まくらめ編みが出来たらしい なんと…

私のズボンは?

今時 ズボンなんて呼ばないけれど「パンツ」はまだ抵抗がある・・・ して何かというと 私のお気に入りの「パンツ」が見あたらない あちこちさがして 次男に「ねぇ お母さんのピンクのズボン知らない?」と訊くと 「ボクははいてません お父さんじゃないの」…

花嫁さんから

まりんかさんから六月にいただいていた花嫁さんのかつら飾り 今は皆さんが自毛で髪を結い自由な姿での婚礼になるので 使われなくなってしまったのだそうです それを送っていただきました! 嬉しい事です! さて和のテイストをいかにしますか お花をこわさぬ…

ソフトクリームの魔女

いろんなお店があって そこにテーブルと椅子が設置され ゆっくりできる場所がある。 まあ、子供らが走り回り 幼子が泣き、ジジババたちはかまびすしい! 珈琲一杯で本を半分読むのに 文句も言っていられまい。 見回すと!目が釘付けになった! 魔女が二人で…

ピピ!

深いプランターに猫草を植えたら 食べにくかったようだ とうとう入り込んで バスルームの雰囲気 「いい湯だな!」ですか? ピピさん 親猫バカなので何をしても可愛いのである 一歳過ぎたら急におとなしくなってしまってつまらない・・・ ヒトの年齢にすれば…

うさぎの治療代!

うさぎのケガを治療して 服も洗ってこざっぱりアイロンかけて着せて 送っていくと オーナーがとっても「感激ィ〜!」と喜んでくれた 預かったのが数日とはいえ愛が芽生えてしまい❤♪ 「治療代はいりませんから」と言うと なんと 私ったら エビタイしてしまっ…

夏なのです

昨日はあまりに暑かった 少し歩いて買いものをして帰宅 冷蔵庫にしまうのがやっとのこと 椅子にかけてボ〜っとしていたが なんだかヘンだ 水を飲んでベットに横になると 夢をみた 家族が話しかけて私が応える それが「寝言」だと気付く 夢なのか現実なのかあ…

イギリスから来たの?

英国のアンティークの家具の後ろは混沌とした宝の山だ 「何があるか把握しておきたいから見てちょうだい」 はいはい そういうこと大好き! 探検気分満載で分け入った遭難したうさぎ けがをしている 服はよごれて 目はうつろ 声をかけるが応答なし 連れて帰っ…

松本清張・神々の乱心

未完の書である なかなか読む機会がなかった 結末が書かれていなくともいいのだという気がした 一頁目からぐいっと惹きこまれる さすが清張先生だ物語りの舞台は昭和初期 明治42年生まれの作家ではあるが なんという調べの深さ理知であろうか 上巻半ばでは…

からすうり

線路傍のフェンスに今年もカラスウリの葉がたくましくからみついていた 楽しみにしていた いつもの場所で また会えたね 枝分かれしていくつもの中から一本30センチほど摘んできた 水槽にはちっとも育たないホテイ草 メダカ?は大きくなった そこに二日ほど…

かわゆきものたち

ビン缶の収集日にて敏感よ ゑぽむ 本日は水曜日にて(ビンと缶の収集日なり) この猫缶は絵に惹かれて買い呑んだ さわやかな味の発泡酒 レモンライムの味が実に美味しかった 捨てるにしのびないが 缶は缶 画像のみにて カラカランと。。。 おお君はなんとひ…

歳をとって良いこと

裏路地 日傘をさして歩いていると 向こうでご年配の男性が 自転車のペダルに片足をかけて止まっている あぁ すれ違うために待っていて下さるのだわと 歩を早めて傘を半分にすぼめた すると「違うんだ 息が切れて休んでるだけだから ゆっくりどうぞ」それを息…

本から書きぬいて

「私がなにより感動したのは、電波に沈黙時間があることを知った時だった。 毎時、十五分から四十五分まで、世界中の船の電波の送信は 一斉に中止される。通信室にある丸い時計の文字盤は、その六分間だけ 赤く塗ってある。電波が沈黙している間に、船は、も…

バザー用の作品

お祭りで楽しむだけではなくて 苦しむ人々が今世界中にいることを ちょっと気にかけて募金をして頂きたいなと考えた 透明なワンコイン箱を作ろう お気持ちをコロンと入れていただこう そんなわけで作りためたもの 私好みのピンクが多い お子様用のリボンもあ…

より道をせずに帰れと母の声

目に聴こゆ耳の奥なる巻貝よ ゑぽむ 「母のいまはのその声をかえせ・・・」堀口大學の詩を思った 三半規管の渦巻きはかたつむり管ともいわれる 自然は体の中にあり 体は自然の中にあり 宇宙に通じる 葉も虫も完璧主義の手の仕事 ゑぽむ すべてはあのお方の手…

可愛らし幼稚園からショートステイ

あれこれで送迎さるる園児気分 ゑぽむ 過日紫陽花でにぎわう明月院の花をすべて剪定する前日のこと 最期の花を見ようとバスは混みあった 鎌倉街道は渋滞でなかなか待つバスが来ない えいや! 待ったついでにもっと待とう そうしたらこんなバスが来た! 幼稚…

六道に真珠供えし誰かあり

誰からのプレゼントでしょうネックレス ゑぽむ いつも六地蔵のお顔に六回お辞儀して手を合わせます おやっ・・・真珠のネックレス 赤いよだれかけの上に映えます 人間の苦しみの世界は六種類あり それをお地蔵様にして弔った言われます 近くには刑場があった…

言いようもなき虚無という怪物が

高嶺にはあらざる花に誘われて ゑぽむ 線路に添って咲く白く可憐な花を摘みたかった 「侵入禁止」は知っている それでも かがみこむ自分をそこに見出す 何事も思うようにはならぬ ほしいモノは手に入らぬ それらが思う存分にできるのは「権力」を持った者だ…