ソフトクリームの魔女

いろんなお店があって
そこにテーブルと椅子が設置され
ゆっくりできる場所がある。
まあ、子供らが走り回り
幼子が泣き、ジジババたちはかまびすしい!
珈琲一杯で本を半分読むのに
文句も言っていられまい。


見回すと!目が釘付けになった!
魔女が二人で顔を近づけ何事か
何語かで絶え間なく
おまじないか呪いか知らぬが
呟き続けている
しかも合間にソフトクリームを
舐めつついる


どこで売っているのだろう
とんがり帽子はクタクタで
もう一人は黒っぽい花とチュール
服はだらんとして、似合っている
まだまだまだ。。。
仲間入りは無理のよう


ふんっと鼻であしあわれそうだ
雰囲気ややゾッとしつつ
なかなか減らないソフトクリームが
実に不可思議だった
杖もホウキも無かったな
どうやって飛んできたかしら
本はそっちのけ コーヒーは冷め
でもおとぎ話みたいで
おもしろかった!


また遇えるかな
いや、会えるかしら








*