2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本と歴史の苦悩の連鎖

何かを語ることは今の私は力不足で出来ませんが 亡母が読んだ本を何十年も保管していたことで もう充分に体感できるのではないかと自負することができましたので 今に繋がった推薦本の紹介文をアップしつつ 皆さんにご紹介いたします。 (マリコの描いた絵を…

小さな物語り

おやっ なんでしょう EPOMさんに聞いて来てみたのよ まあ! あらあら お友達を連れて来ましょう ねえ びっくりでしょ! わあ きれい! ただ見ていただけなのに きのこさん疲れたのかしら そっとしておけば良かったわね EPOMさん がっかりしていたわね 名前も…

土曜日のホッと猫です

えっ猫背?いったい誰が決めたのよ ゑぽむ 亡母はよく「背中が曲がってるわよ 物指し入れるから!」っと口癖 私はうつむいている子供だったので 元気に楽しくニコニコして背筋を伸ばしていなさいということでした なにしろ母の希いとは丸反対でありましたか…

昨日またかくてありなむ笑い事

掃除機をかけていたら なんだかおかしい 着ていたサマーセーターが吸い込まれる なに? なぁに??? どんどん 吸い込まれて 私まで? ??? おっとっとと見ると 掃除機の持ち手部分の付け根のホース部分が3センチばかり残して 蛇の首が取れそうな状態 そ…

この上ない喜び評価

スペインのリアドロ三兄弟が1953年頃に創り始めて今にいたる陶磁器人形 デパートには恭しく展示販売されていて その完成度は素晴らしい 継承されている確かな仕事を見ることができる さて その人形にも不幸がある 形あるものの定めといえる破損 それは見るに…

降る雨に国交をせし目玉かな

わたしはこう見えて 我慢強い どうしてこうも平気な振りでいられるのかと あきれるほどの癖である しかしながら どうにもこうにも耐えられなかった 特に左目に雷さまが入ったほどにゴロゴロ鳴っていたからだ 大げさである・・・ なんなのだろう スズメノテッ…

我が家のアイドル

仲わろきお譲さまがた最接近 ゑぽむ アイドルである なんてったってアイドルである わたくし! 唯一でなければならぬので この二匹は常にいがみ合っている 「わたくしこそアイドルよ スターよ」っというところ 二尺は離れているくせに 猫草には目がない 頬が…

日曜日の小さな旅

のんびりと眺め入りしもはしるかな ゑぽむ 久しぶりに私鉄に乗った 雰囲気のちがう事! JRではもうなくなってしまったカーテンが優しく使われている 日射しはUVガラスではなくてやはりこうでしょう ♪畑もとぶとぶ家もとぶ 走れはしれはしれ〜 鉄橋だ鉄橋…

この花が咲いてくれたにくたびれて

私が虫の心地で惹かれ寄り ゑぽむ エゴイスト群れて想いは昼顔に ゑぽむ タイサンボクの花だろうか 美しくて大きくて圧倒される 「はい わたくし虫ですの どうぞよろしくお願いします・・・」 なんにも答えてはくれなんだ エゴの花は茄子の花に似ている つん…

思うまま手足のばして朝まだき

松川菱気と手の向くままの気質見し ゑぽむ ご近所のてんでバラバラ屋敷 作りたい造りたいご隠居さんが楽しい 元は母屋が資材置き場になりそれがまあこんなふう! ステンドグラスはフクロウで さすがの建具師の腕前は美しい 通りかかるたびに何かを製作中 き…

夏それぞれ

あぁいつの間に化粧して身仕舞の ゑぽむ そなただけなんと肥えたりこの掘で ゑぽむ 咲きますよとも言わずに気付けばあるのが花である それにしても 静かな様子のハンゲショウ お隣の郵便局の掘りに肥満の金魚 こういう種類か?・・・ しかし ちょっとは食べ…

病室からの便り

私たち友だちだもの灯よ ゑぽむ 何をするにも一生懸命な友だち S子ちゃんから葉書が届いた 「私は今 入院しています EPOMちゃんのブログが読めないので 退院したら読みますね ・私立病院にて S子」 駆け付けたいが彼女はふせった姿を見られたくないだ…

ひとりとは友達であり花である

ぽつねんと場違い心よくわかる ゑぽむ 学校は協調性のいないない ゑぽむ 今の言葉で言えば「浮いている」子供でした 自分ながらに困惑しつつ がまんしいしい学校に行っていました 「ここじゃないなぁ」「どこかな」「いつかなぁ」・・・ そりゃあ 大人になっ…

猫の平安

みけさんが半眼訥々くつろげり ゑぽむ 高村薫さんの「半眼訥納」(はんがんとつとつ)というエッセイがあった この言葉を使いたかったが 自分には無い しかしてこの「みけ」にはあるのだ 実によく私に尽してくれる 哀しい思いでいれば傍に来て 手や顔を舐め…

花とおばさん

多肉植物の小さな花が咲いた! こんなに小さくて小さくて花 アンティークのブローチと爪楊枝がスケール ブローチはミニュアチュリーという手法 象牙に描かれた水彩画である これはボッチェルリの「ヴィーナスの誕生」から 作者の名が入っている どちらも花だ…

鎌倉幕府史跡より

鎌倉の発掘現場から出たアワビ貝を入れてレジンで固めたものを 入手しましたので ブローチにしてみました。 濃紺の絹のリボンでくるりっと巻いてレースのブラウスに よく和服の大島紬を洋服にしてお召しの方がいらして それはそれは良くお似合い! その方が…

間間間〜まが三つ♪

束の間の間柄なの梅雨晴れ間 ゑぽむ 微笑ましいなあ・・・いいなあ 撮っておいたら良かったのにと 我が家の出来事思い出す ピンクのレインブーツじゃなかったけれど あぁ 何色だったのだろう ブルーかな 忘れちゃった まごまごしてると さっさと過ぎちゃう時…

もしも私が家を建てたなら〜♪

梅雨空の下を歩いていると晴れでは気付かなかった家があった わたくしがもしもお家を建てたなら ゑぽむ 今ならこの色を迷いなく選ぶだろう 郷里の家は茶系だった 嫁いだ家は白かった もしも私が家を建てたら小さな家を建てたでしょう 大きな窓と小さなドア …

木に出会う

目が合って話せば解る木の想い ゑぽむ ざんざん降りの雨の歩きもいいものである そのうえ踏切りがカンカンカンカンと長い待ち ふと視線を感じて振り向けば木の顔が あら なあに? 呼んだ?・・・ あんたよりもず〜っとず〜っと前から私ゃカンカン聞いてるの …

四谷シモン人形展

横浜そごうに四谷シモン人形展を観に行った 初めて実際に接する等身大の人形たち 清らかな少女、少年 そして娼婦 大人の男 そしてシモン自身 まるでキリストのような風貌 天使は彼の僕かもしれないと感じた ずいぶん以前に古書店で買った本 店先に積まれてい…

歌のよう壁の飾りに塩瀬の帯

これは私が縫ったのではない 竹に麻紐を結び イギリスのアンティークのネックレスをアレンジして 壁飾りにしたのが私。 帯はおそらく明治時代のものとのこと この部分は帯の前にあたる 折るのであるから 見えない裏にもこの可愛らしい子どもの柄がひそやかに…

ホームより

切通し定家かづらのひねくれて ゑぽむ 北鎌倉のホームから私道の切通しが見える その山から繁り垂れる植物の中にテイカカヅラの花が白くあった 偉業をなした藤原定家 その名前のわりには小さくて花弁がねじれている 定家は内面がこんなだったのかなぁ・・・…

ふるや降りふりこめられて手のすすみ

なんということか 降れば大雨である 良き季節がなくなってしまい暑いか寒いかであり 薄い長袖やコートを着ることも無く蒸し暑い梅雨がきた 今朝はほの白い空である 小雨ならば歩き良い 美味しそう総菜などを買わんとす ゑぽむ 一生懸命に料理をこしらえてい…

スカラベのネックレス

今日はアンティークのオリジナルアクセサリーを紹介します しかも宝石に飽きた貴族たちのお遊びの極致 「糞虫」(フンコロガシ)です この虫は姿が美しいのと 糞を転がす様を太陽が回っているようだ! っと まあ そのようにとらまえた人が珍重してアクセサリ…

レースドール直し飾りて嬉しそう

可愛そうにこわれてしまったレースドールにドレスを着せた 帽子とネックレスとイアリングもつけて さあ 踊り子から貴婦人に変身をとげて 行きましょう 舞踏会に いつか逢えると夢見た王子様 私はここよ 魔法使いが私に声をかけてくれた 「おいで 可愛い子よ …

肩凝りは漱石先生の造語なり

淡水パールのネックレス・・・ こういう単調な作業は疲れるしつまらないので 肩が凝って仕方が無くて翌日は首と肩を回してばかりいた でもこうして画像にするときれいだ! 2㌔のコメ袋ほどのパールを持たされて 製品にしてね!との依頼 あぁ 飽きるかもしれ…

母の肖像・村岡花子訳

変色したハトロン紙をはがしてみたら思いがけずきれいな本 しかもパール・バック著 村岡花子訳「母の肖像」であった まったく読んだ記憶がないが あるのだから読んだのだろう あとがきより抜粋 「母の肖像」は今日までに私が読んだあまたの書物の中で 最も強…

指先に花を咲かせて媼笑む

まりんかさんに頂いたマニュキュア 3回重ね塗りして花をつけた マニキュアに梨花咲かせお礼とす ゑぽむ ネイルカラーアートというのがある ちょっと真似してこうしてみた 腕が木で指が枝 そして白い花が咲いた! まりんかさん ありがとうございました 楽し…

別れても海馬に乗ってひた走る

人生二度目の本の整理 由比ヶ浜の古書店さんに来てもらおう 同じ本が二冊も三冊もあったりする 読んだのを忘れて買うのである 5ページ目くらいで気付く 癪にさわるが忘れたふりで読む そうだった そうだったなあ 懐かしい過去の自分に出会う作業 教えてくれ…

 東北の物産展の懐かしさ

「花っこなす」秋田産 丸茄子に食用菊に唐辛子 私の生まれ故郷では何にでも「こ」をつけます (花)は「花っこ」 (飴)は「あめっこ」 あぁ なんだか思い出せませんが とっても可愛く言うのです このお漬物は初めて見たのですが まるでケーキみたいでしょ ・