2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

思い遣りということ

心がけて生きてきたことだった 思い遣りをもって人と接すること けっして不快感や怒りを顔に出さず それは亡母の教えであった 私はそれを守り 怒ることを心におさめてきた 幾層にもなったその地層をどうすれば均すことができるのだろう 流してしまうことがで…

人間ドック結果

予想通りの結果であった 白血球減少 肝血腫 萎縮性胃炎 表層性胃炎 胃過性生成ポリープ 心配事は胃にでる やっぱりなぁ しかしながら「経過観察」 私って強いわ! どこも痛くない 悔しいのは 首から上だけの障りではなくなったことだ 徐々に回復するだろうと…

福島潟へ

白鳥を撮る姉様の雲雀色 ゑぽむ 瓢湖から田んぼの落穂を食べに降りたった白鳥たち 水面に浮かぶ姿とは違う 優雅さは半分になってよちよち可愛い 灰色の子白鳥に引率の母鳥は威風堂々 俳句もどきの「雲雀色」は姉様のダウンの紫色 いわずもがなかな。 何もせ…

新潟へ

朱鷺とゆくいざいざ待ちし霜月よ ゑぽむ これに乗りたかった 二階席がよろしい 景色に見とれつつ トンネルが多いは当然にて奥羽山脈を潜り抜ける旅 飽きちゃった幼なの声のほほえまし ゑぽむ 降り立ちて寒くないかと訊き訊かれ ゑぽむ 燕三条駅で良寛さまに…

あぢさい葉くるりくるりと翻り

ひとすじの蔦につられし人葉好き ゑぽむ あぢさいの葉が佳き色になっていた 人は木の葉のようだといつも思う 木の芽時はヘンテコな気分になって 笑ってしまうが やがては繁茂し青嵐となり滴る 秋はとりどりに装い わが身を見ようと人は出かけて鏡をみる 冬は…

グランドキャニオンから

季節は紅葉狩り ニュースで各地のこの上ない美が映し出される しかし 郷里の庭や学校に通う遠景に見た彩の日常のほうが鮮明だ なんとなく 無機質なエアプランツをもとめた この花はコットンキャンディという グランドキャニオンから来た エアプランツなのだ…

柏崎刈羽原発が近い!

寝入って間もなく地震の揺れで目を覚ました たびたび目覚め おきてしまい 状況が解ってきた 強い地震だったのだ またしても原発に近い ケガをされた方 家が全壊した様子もわかった そして もっとも怖いことには 日本中に国民を脅かす恐ろしい建造物がある 原…

喪中の葉書

十一月になって喪中欠礼の葉書が五枚届いた 七十二歳 七十五歳 九十三歳 九十五歳 百歳 百歳の義母上を見送った友人 彼女を思った 実は単身赴任中四十二歳でご主人が自死された 当然のことながらまだ若い御両親がいらしたのだ 逆縁となった母上の悲しみ 友人…

紅白とは意味のないことだった

また本から 米澤穂信著{さよなら妖精」より 「昔中国の輸入品が赤と白の紐で縛られていたから 中国にとってそれは意味のあることではなかったけれど 受け取った日本は意味があると考えて贈り物は赤と白の紐で 縛るものと思いこんでしまったそうよ それがず…

読書ノートからあれこれ年末

読書ノートがある この頃は書き抜いたりしないで読み捨てみたいな為し方だ むろんブログに書くから必要を感じないのだが 数年前のノートをパラパラっとめくってみたら 堀江敏幸著「送り火」の書き抜き わたしはまるで、念のために生きてきたみたいなものだ …

「君よ憤怒の河を渉れ」

高倉健さんの映画「君よ憤怒の河を渉れ」が最初だった 20代始めの頃題名に惹かれて観にいったのだった (憤怒)が(ふんど)とルビがふられていて ひどく違和感があった (ふんぬ)だろう! 西村寿行著 原題は(ふんぬ)とウィキペディア やっと腑に落ちた…

「ピピ なにかあったの?」とみけ

北欧の猫達が短い夏を外で過ごす番組があった ピピは興味深げに見ていたが ピピそっくりな猫が小川で水を飲む姿に テーブルからピョンとテレビ台に飛んだ すると隣の部屋で寝ていたみけが起きてきて 「どうしたの? なにかあったの?」と言いたげに居る ピピ…

福島の愛しいペットたち

目覚め来よ腕に温みほのぼのと福島の仔等よ日向にあれ ゑぽむ (かいな) 日々愛されていたペットたちは置き去りにされた 飼い主のお母さん達の悲しみを思う 駅前で時々 里親募集をしている 募金をする 二頭と決まりがあるからマンションではもう引き取れな…

私からおすすめブログ

今週のお題「好きなブログ・おすすめのブログ」 作家 丸山健二氏のアメーバブログ「丸山健二のブログ」一刀両断 氏の物事への本質を突いた文章を思想を読むことをお薦めします。 「それが言いたいの! そのように書きたい!」を代弁、代筆して下さり 胸がす…

あまりな不条理

昨夜のニュースで飯館村の百二歳の住人が自死したことを知った 父上を失った娘さんの悲しみと怒りの深さははかり知れない すべては国が、東電が、マスコミが「無視」という愚劣な為し方で 捨て置いた結果である 村で生まれ育ち生きた九十九年 そして三年の地…

美しい包装紙 夢二

若い親友人から竹久夢二の絵の包装紙をいただいた これで何を包んだらいいのだろう 夢を? 心を? 「ありがとう」を? 壁のクロスにして貼ろうかな ほんとうにうれしい このごろになって やっとわかってきた 夢二の美 ありがとう masaeさん ayaちゃん 「包む…

人間ドックにて

夜中に起きて果物を食べたり 明け方ブログアップをしながら食べる そういう寝ぼけ癖があるので A4の紙にマジックペンで書いて貼った 「人間ドック 食べてはダメ!」台所とパソコンの2カ所 水とお茶ならいいのでごくごくと飲む 早めに出て順番の券をとると…

百人一首と落語

千早ぶる神代もきかず竜田川からくれないゐに水くくるとは 在原業平 これは季節は今 あまりに有名なのでご存じ多くいらっしゃるでしょう (千早ぶる)は(神)にかかる枕詞です (竜田川)は奈良にあります ・この美しさはいったいなんであろうかな 川底をそ…

脈絡なく本読み

もっと読んだがこの4冊を紹介 新しいのは浅田次郎さんの文庫のみ 過日紹介した「イアリング」=「Yearling] 読み始めはとても楽しくて楽しくて自分も森に遊ぶ少年のような気持ち それは下巻になり 主人公のペット仔鹿の成長に伴い心は不安におののく 「いあ…

器はなんでも

友達から高級な栗大福をいただいた どの皿にしようかと あれこれあれこれ・・・ 白いジノリに白い大福 これがぴったり! 大福が洋皿に乗り納得げ ゑぽむ そりゃおかしい? いいえ これがいい どうせ食べちゃうのだもの 残るは白い皿 何事もなかったようにツ…

美の壺・座布団から

夫のつけたテレビに座布団をつくる様子が映っていて母の手仕事をありありと思いだした嫁入り支度に座布団十枚 母の手づくりだったそれは今は一枚もなくなっていて 椅子にクッションでの生活四隅と中央の糸の房の始末の美しさも手触りも憶えているが・・・無…

身も蓋もない・・・

「きちがい水をすいこんで身も世もあらぬ明くる日の身も蓋もなき寒さかな」 どなたの歌なのか失念してしまったし 検索しても解らないがむかし朝日新聞のどこかに引かれていた短歌なのだとても可笑しくて いつか息子たちが二日酔いでもしたら言ってやろうと暗…

あ行から始まっての読書

私の本棚は作家の名前順 あいうえお かきくけこ・・・ 次郎が興味を示して読み始めてしばし 以前は暗い重い傾向の本を読んでいたのが 気持ちに変化が出たようです あ・浅田次郎さん 「プリズンホテル」から始まって何冊も 葦原すなおさん「青春デンデケデケ…

Allergie (独)毒かな?!

アレルギー体質である何語かと見ればドイツ語 独ードクと読むではないか個人によって毒となるものがある私は四季それぞれの木の花粉 そして牛と乳の食物かつては腕にパッチテストをして数種類しか判明しなかったものが血液検査で30種類以上のアレルゲンが…

私はペリーのお迎えに?!

よんどころのない事情にて三浦海岸まで出向くこととなった おそらく間違うに決まっているので早めに家を出た ちゃんと乗り変えた筈なのに・・・ 「次は終点 浦賀です 浦賀です」 なんとや! 私は浦賀に用はない 行き先は三浦海岸なのである 途方に暮れる昼日…

猫に小判

みけにミンク 帰宅して椅子にバックを置くと みけがひょいと乗った ピンクのミンクの猫じゃらしを首に巻いてやると まんざらでもなさそう 40代のみけ よく似合うじゃないの 今時のダラリンとした風もなかなかよ お母さんは今日は大切な用事があって出かけ…

小春日和

天気予報は曇りのち晴れであったが「晴れ」だった おっとっと小春日和に俯いて ゑぽむ 春のスミレが咲いている! おっとっと紅葉している どうしましょ 咲いちゃったのだもの誇りましょう。 仲のよくない縁なき二匹 最近寄り添いケンカなしとなった テーブル…

にわたずみ(潦)

にわたずみ肌粟立つを静観す ゑぽむ 「にわたずみ」とは 雨が降って水たまりができやがて流れだす その場所と情景を指して言います。 (潦)という漢字になります。 この語彙を知ったのは30代でした 深い意味を感じましたが 使うことはできませんで 長いこ…

迷子

京浜急行金沢八景駅 車窓から 暮らしの営みが見える手入れされた庭 さぞや昔は山の中でひっそり静かであったろう あるとき私鉄が線路をひいて ひっきりなしの騒音に耐えて久しいのだろう 手前の道を人々が群をなして歩く違和感 すみませんそごうは何処と訊か…