紅白とは意味のないことだった

 また本から


 米澤穂信著{さよなら妖精」より


    「昔中国の輸入品が赤と白の紐で縛られていたから
     中国にとってそれは意味のあることではなかったけれど
     受け取った日本は意味があると考えて贈り物は赤と白の紐で
     縛るものと思いこんでしまったそうよ
     それがずっと後になって
     紅白はめでたいって変わっていったの」


  

 こういうことを美しき誤解というのか おめでたい誤解というのか


 それにしてもよく風習になったものだとは思う


 相手がなんら意図していなくとも思い込みは致し方ない


 しかし国と国ともなれば事は重大 文化を変える力を持つ


 逆のこともあるのだろう それが何なのかは解らない


 今 隣国との関係がこの上ないほど悪化し見下された状態


 紅白の紐とは正反対の事柄があったのかもしれない


 何もなかったのかもしれない


 ただの政略であるかもしれず ロシア、中国は地続きであり


 ぐるりと地球儀を回せば米国まで続いている


 離れ小島の日本 諸島の類かもしれない


 宅配便は翌々日 速達配達区域外ということもありうる


 そこは強かな頭脳をもって対処せねばならぬが必定


 残念ながら能力はない やる気も無い 総選挙だって!


 口角泡を飛ばす無意味な騒音を聴かされることになる


 




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