2013-01-01から1年間の記事一覧

大みそか五連俳句のもどきかな

ボクたちは三人だねぇって歩いてた ゑぽむ お母さんはお正月のお買いものなのかもしれない パパと三人 お兄ちゃんが言った「三人だねぇ〜」可愛かった なつかしいあの日に買った味でした ゑぽむ 憶えておられるでしょう カルミン! お菓子の大安売り屋さんで…

情景ふたつ

これはバスの優先席にこぼれおちた かすみ草の花一輪 ご年配のご夫婦が座っておられた 建長寺で降りていかれたから 檀家の方であろう ご主人は杖をついておられた 白いストックと小菊とカスミ草の花束をもって お若いころはさぞやと思われる通るお声で奥様に…

今日からは

笑顔で 素直で 正直でいなければと思ったから なんと疲れた一年だったろうか 私は力尽きそうであった 道具入れの引き出しには 倒れた時に出来た凹みに髪の毛が貼り付いていた そう 現場検証の結果なのだ 本壁であったら命がなかったか 眠ったままになったか…

あの顔の黒い喰らいの売国奴

昨日は歯科の予約がいっぱいで夕方の4時半だった 終わって外は暗く そんな夜を歩いたのは何年ぶりだろうか 真昼間の外歩きしかしていなかったので 向こうから来る人の顔は見えない 街灯は薄暗く 通り過ぎる車のヘッドライトは魔物の目のよう 何と言っていい…

腹喰われ抜けがらのごとくあるばかり

腹喰われからからからのからすうり ゑぽむ おまえたちからすの味をあだこだと ゑぽむ なんだろうなあ どういう訳だろうか 一本の木に雀が鈴生りで ちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅん あのカラスウリをついばむ姿を見たことはな…

早乙女草の実

早乙女草実はあかぎれに効くという ゑぽむ ヘクソカズラと呼ばれては可哀想なる可憐さだったが inuwanさんに「早乙女草」の名をお教えいただいた 字は解らないがこのようにした 青い頃の実の匂いがそんな気の毒な名前になったらしいが 枯れてしまったこの実…

クリスマス景色

ある歯科に消毒されたスリッパが ゑぽむ なぜ「ある歯科」なのか? R歯科というのがほんとの名前 ドクターは行くたびに「食べて下さいね」と仰る ご自身は「食べるのお控えになったら?」というふうなお体格 クリスマスの向こう側には馬がいる ゑぽむ メリ…

さまざまに

びわの咲く今を今をと知り詫びを ゑぽむ びわの花が今の時期に咲くなんてちっともしりませんでしたnikkokisugeさんにお教えいただきありがたいことです次の日に実に地味なる花を愛でることができました 回収も改宗もまたむりな過去 ゑぽむ この上なく可愛ら…

ガツンと言った!

「温厚な優しいひと」大方の人は夫をそう評する 「お幸せでしょう 理解があっていいわねぇ」これが続く 私もついそう思いこんで何十年ときてしまったが 彼はいつも居ない人だった だから気付かずについうっかりしてしまっていた 転勤や度々の出張で ほとんど…

静寂

三時過ぎの目覚めだった 静寂 しじま 夜明け前がいちばん暗いというが そうなのだろうか ガラス戸を開けるには寒すぎて 姉か母と見まごう顔が映るばかり しかし貴重な私の時間 そ〜っとモップをかけて ご飯をセットし ブログをアップ 源氏物語の末摘花の歌に…

ごぶさたのお詫びに見せる顔つくり

マンションの集会所飾る子供会 ゑぽむ 六地蔵化粧直しでキンキラキン ゑぽむ ソーラー装置で夜のお地蔵さんが静かな灯りに立っておられる姿に手を合わせられるようになったそうです出来たてほやほやキンキラキン すぐに落ち着いた銅色になるでしょう 雀っこ…

お気に入りのアンブレラ

Hurutonの雨見はるかす傘うれし ゑぽむ 透明傘の丈夫なものがほしいと思っていました 向かい風で歩くには車の往来が見えなくて危険なのです しっかりした作りのものがないかとさがしていたらありました! イギリス製のFulton おとなしい模様を選びました ピ…

どうですかねえ〜・・・って

nikkokisugeさんから無断でお借りして書いてみましょうか 「どうですかねえ〜 お墓」 姉から電話がきた 次姉の話は切った後でズルズルひきずる不安が付きまとうから要注意! 「ねえEPOMさん 今日ねお墓買ったのよ それでね 墓碑に(ありがとう)って刻ん…

がんばって書いて!

遠くの友人からメールが届いた 「うん」 それだけ返した (愚痴と不具合は言うまい)と心に決めてしばし経った どんな時でも起きて食事をつくり 家人を送り出した 「行ってらっしゃい 気をつけてね」を三回 私が私にかけるべき言葉でもあったのだ 「「がまん…

床に寝ていた・・・

ふと気がつくと床に寝ていた 冷えている 起きようにも思うに任せない 次男を呼ぶも声も届かない 仕方がない這ってでも行けという亡母の言葉をおもって 文字通り這って行った 眠っても眠っても また眠る 自信満々の元気さは何処に 暗くなって夫が帰って あた…

景色

明月院に流る堀川銀杏色 ゑぽむ 真さっらで書画を待つよに掛け軸が ゑぽむ あちこちが雪景色だというのに ここはこんなに晴れている 早足で歩けば汗ばむ 日陰はひんやり 道を右よ左よと選びながら体温調節 今が季節の変わり目なのが 雪国の皆さまには解りに…

背負うもの

背負いつつ来た道行く道語りてか ゑぽむ ヴィオロンを背に温かくすする麺 ゑぽむ 人はみな重い荷を背負うてゆくがごとしとはいう ちっとも重そうではなく見えるが 身の内にあるものは言いつくせないほどのものなのだ みんな平気な顔で歩いてはいるけれど 話…

何にも撮らなかったけれど

カメラも携帯電話も忘れて歩いた昨日 本だけは忘れない 二冊バックに入れていた ショーットカットの髪がちょっと伸びると気になって 予約の時刻まで読書 美容室のボスは画家であり それじゃ食ってけないから手に職つけた そういう人で本の話もできるから楽し…

痛い疲れるの巻き

星という名の眼鏡屋さんの15歳 ゑぽむ 道行く人がいちいち撫でるものだから煩そうにする星 「ボク触れられたくないの」と飼い主のメッセージがある それにしても猫好きにはたまらない 眼鏡屋さんのオバサンは無愛想だ・・・ ここで眼鏡を買わないもんね 4…

幼子の寝顔

幼きを抱きて過ぐる温みかな ゑぽむ 可愛い寝顔 安心しきってママの胸に眠っている あぁ 私もこうしてこの幸せを味わっていたのだった 小さな大切な私の命 離すものかと抱きしめていた おんぶもおなじ 家にかえって下ろしたとたんに背中が胸が寒かった 「お…

鬼の撹乱

昨日はいつもと変わりなく4時に起きてモップをかけてご飯をセットし ブログアップをしたまでは良かった・・・ そのあと ガックンガックンと眠気がきた 立っていられない ふらりふらりと夫の部屋に行き 「私は起きられないかもしれないけれどご飯はできます …

歩いて歩いて

木の思いどうじゃと耳を傾けつ ゑぽむ 笹の葉に薔薇の花咲くあなおかし ゑぽむ おみなごが奏で爪弾く鉄優美 ゑぽむ 新年を迎える準備の庭の整えもあちこちでみられる その剪定された枝が芳しく香る 線路傍の笹が伸びて誰かが植えた薔薇が逞しく咲く姿 しおた…

いつもの道で

おおっ! 私ここで雇ってもらえそうだわ!っとしばし眺めた ドールハウスならぬ猫ハウス う〜む もっと可愛くつくれそうだ そんな不遜な事をおもいつつ歩いていると・・・ 警官の姿が たくさん立っている 何があったのだろう 何があるの! 原発廃止と秘密保…

お洗濯

毎朝 悲鳴をあげるようになって幾月過ぎたことだろう 二十年近く酷使した洗濯機のあげる苦しみの声は絶えゞ 「奥様 わたくし もうダメです お暇をいただきとうございます 故郷に帰らせて下さいませ お願いです 息子が呼んでいます」 っというわけで カワダデ…

文庫本とコーヒー一杯

なんといってもこれが一番のたのしみ 物語の中にとっぷりと身を沈めて 肩まで? 頭まで! 本の中に入り込んで登場人物と行動を共にする 背後の緊張感がたまらない 何重にも表現力をもつ作家は魅力的 彼等の旅と取材とおびただしい量の資料と そしてなにより…

女に生まれて

お嬢さん老婆心なのそれだけよ ゑぽむ スカートは校門をでてから短くしたのでしょ そうさねぇ私たちのころなら考えられないことだったけれど・・・冷えはあとで影響しますよ 腹巻きしてる? ホッカイロつけてる? ピンク熊ママにぺったん安心ね ゑぽむ こう…

静かな猫達と黙っているアン

可愛く走り回ったり丸くなって眠る我が家の猫達 数え切れない猫達がいるのでちょっと紹介しておこうかな 古いお皿 七宝画 ちぎり絵 そしてアンとギルバート 赤毛のアンのファンは圧倒的に女性が多いだろうが この子の語り言葉は実に的を射ており胸のすく思い…

実に久しぶりに短歌詠み

人間のなりをしている魑魅魍魎我ら傀儡藁の人形 高飛車に出る快感は知らなんだ何をかもをも放る両の手 化け物の正体見たりそは母とイデオロギーの介入とす ゼラチンのような脳ミソがマーライオンごととどめなく出る 藁束が頭に詰まっていたとても光る季節の…

あれこれと望みなくしてそぼ歩き

うしかえるねこ待ち顔の家おかし ゑぽむ 桐屋敷きり拓かれて影もなし ゑぽむ 敷きつめた赤絨毯の清らなり ゑぽむ 「無事帰る猫が待つのか微笑まし」といった一枚目 楽しい 鬱蒼とした格調高いお屋敷だった 相続のためだろう 木は残されて思わぬ晴れ舞台とな…

2013年 師走はじめ二日

師走なり何構わぬと樹のありき ゑぽむ 一庭に柚子とみかんのある幸い ゑぽむ ふうわりと寺の屋根ゆく一片の ゑぽむ なんと師走になってしまった クリスマスの飾りを作っておきながら カードをプリントしておきながら 新しい手帳になにやら書きいれておきなが…