2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと・ ショート ⑥ りぼんのつぶやき

あたし りぼん ビックリしないでね あたし もう死んじゃうんですって 26日までは元気だったの 急に具合が悪くなってEPOMお母さんが病院に連れて行ってくれて 血液検査をしたら ドクターが 「とても悪い数値です 人間なら人工透析を要する状態です このまま…

裏山に沿って

鎌倉街道は長い駐車場状態で 駅は電車が着くたびにホームから 人がこぼれんばかりの有り様のこの季節 目当ては明月院私は裏路地ばかり歩いて門扉だけになったお宅や山の斜面を見て歩く 山吹 山アジサイ 小判草 八重のドクダミ赤いふの入ったどくだみの葉 摘…

鎌倉 常楽寺

川を上って粟を積んだ船がきたそうだ 「粟船」が「大船」に転じた地名となった 静かな佇まいのお堂 いつ行っても森閑としている 左側のイチョウの木 ある夏の日 落雷にて炎上 しかし このように繁茂している 雨のあと ヤツデの葉っぱの大きいこと 墓であった…

ビブリア古書堂の事件手帖(3)

待ちかねたビブリア堂(3)が出た!!! 新しい本屋さんで即買い 即読む 面白い このたびは宮沢賢治ファンにはたまらない一冊となっている 中身は云わずにおこう とにかく一気読みした 著者 三上延は1971年横浜生まれ 藤沢市で育つ 大船高校の生徒は北…

この頃の猫模様

これは何であるか!!! りぼんは獣医さんによれば稀にいる「毛づくろいをしない猫」なのである 機嫌の良さそうな時を見計らって私が(母)が毛のかたまりを取ってやる 「ウンガー ウガガァ」っと多少抵抗はするがおおむね大人しい みけが一心に見上げている…

さくらんぼ便り

「あっ 悦ちゃんなの?!」 そうなんです 交通事故で入院していた姉から電話があったのです 「お姉ちゃんだよ 一人で一階まできて一番最初にEPOMに電話したのよ」 わあ 悦ちゃん 頑張ったね 良かったね そうそう お兄さんがさくらんぼ送ってくれたの 「あら…

アクセサリーのリメイク

二点の象牙のネックレスとブローチと黒のビロードパーツを預かった 「これをつけるとただのオバサン風になっちゃうの お任せしますからどうにかして下さい」と実に嬉しい依頼 施工前(笑)を撮っておかなかったので例えばこういう風をアップ まあ だいたい こ…

椋鳩十「片耳の大シカ」

小学校の5年生の時 国語の教科書に出てきたお話 私は国語が大好きでしたから夢中になりました 屋久島という島二人の猟師が片耳の大シカを仕留めようと待ちかまえますひときわ大きなシカで仲間を引き連れて巧みに猟師たちの手を逃れているそういう曰くつきの…

父の日がやってきた!

父の日に沖縄の娘から予告電話があって夫は喜んでいた それは空を飛んでやってきた! 泳いでいるのじゃありませぬ とっても上手なイラストです!!! 塩辛い旨みがあるそうで 私は遠慮しましたm(__)m お魚の向きが逆ですねぇ 以前に送ってもらったイカ墨じゅ…

閑話休題

ファーストフード店でサンドイッチを食べ コーヒーを飲みながら読書するのが日課 家だとあちらこちらと目がいって読書に集中できない これって「主婦の勘!」ならぬ「主婦のさが!」 致し方なく次郎のためにも毎日外出 一万歩前後 重いから一日分の食材しか…

ちょっと・ショート  ⑤ 太郎からのメール

お元気ですか? 昨日中学生のとき以来で「沈黙」を読みました 遠藤周作のね。 母もきっととっくに読んでいる本だろね、 信仰というものに足をふみいれかけの身には切実でした。 鎌倉の家を発つ晩、母はもう二度と会うことはないと言ったね。 あれは僕が家か…

夫の鞄

これは夫のお伴で毎日満員電車で通勤していた鞄 実に御苦労さまにもこんなにくたびれてしまった 東急ハンズで作ったものだったから 何年になるのだろう・・・ 日曜日の午後にはクリームをつけて 布で磨いていたけれど とうとうよれよれになってしまった 鞄が…

鎌倉 成福寺

成福寺にて花散歩をしました 今は様々な紫陽花が咲き 小さなお寺なのですが 鉢植えが並んでいて実に楽しいことでした おや 茎が黒いものがある! 名前は「黒柚」 次は「黒化石」です 茎は緑と木になりました「渥美しぼり」です 次は「舞子」です 可愛らしい…

カワセミ

カワセミの姿をみることは度々ありますが それを撮ることは私にはできません エゾモモンガさんに見せていただいて喜んでいます でもコレクションはあります 紹介しましょう これはイギリスアンティークのブローチ 鎌倉彫のお盆の上 木彫りの一対のカワセミ …

父の押し花

今週のお題「父との思い出」 これは父が戦地でこしらえた押し花です 父は三回召集されていて その何時の時の物かはわかりません 私はだってその頃影も形も無かったのですから 満州は寒いから花は小さく丈も短い でも美しく咲くんだ と父は言っていました 白…

ひとつのアートではないか

これは いったい 何であるか しばし考えた ガレージにある机の引き出しをあけると アート・・・ 何を表現したのか これは いったい なんであるのか やっと判った 盆栽の針金 くるくる巻いて形を創り そしてはずして それをまた伸ばして 保存していたのだ 夥…

マッチ売りの少女の夢

アンデルセンの残酷な話 マッチを全部売って帰らないと父親に折檻される少女の話 「マッチはいかが?」「そちらの旦那様マッチはいかがですか?」 少女は寒さに凍えマッチを擦る 優しい天国にいる母親が炎の中に見える 何度も何度も マッチを擦って 少女はか…

ちょっと・ショート  ④ 土蔵

丸男はいわゆるキレるガキだった 幾度となく閉じ込められた土蔵の暗さなど平気だったから 泣きも騒ぎもしなかった まあ 入れられる前にさんざっぱら大騒ぎしているのだから 土蔵の中は丸男の昼寝場所といった趣だった 蔵の一番高い所にある小さい明りとりの…

庭木の剪定

なんと出来ちゃったんである! 義父のこしらえた形は残っていたからヒョンヒョンと伸びた枝を切ればよいと思い付き始めると、義父が私に乗り移ったかのごとく作業は順調!夫が「あら、随分きったねぇ」と袋に詰めた 7袋!私は義父の憑依をはらりと脱いで「あ…

夫の心

郡山に来た 義父の居なくなった家…庭には草が伸びヤツデの大きな葉がワサワサと地面を掴むようにおちている 早速草取り、衣類の片付け、なにしろ捨てないという美徳に敬意をはらってバザーに出す物とそうでない物により分け、何枚もの風呂敷に包む 夫は大物…

なんてったって アイドル

今週のお題「私のアイドル」 私のかいなに舞い降りた天使 太郎 産声は大音響であった育つということはいろいろある賑やかで 穏やかな 団居をもたらしてくれたのは太郎 そして熱を出す 吐く お腹の手術をする 喘息の発作が起きるそして成長期の様々な苦悩この…

ちょっと・ショート ③ 畳職人の憂鬱

イトーヨーカドーかサトーココノカドーか まあ どこでもいいのだけれど ブラブラといつもは行かないスーパーを 歩きまわるのも面白い 目的もなくあちこち眺めながら歩数を稼ぐ 一万歩を越せばよし と そこに 畳屋さんが出張出店しているではないか 様々な畳…

カウンセリング 

長いことそれは一年か一年半か二年か・・・ よく覚えていないのだけれど ブログを休んでいた時期があった それはかかりつけのTドクターが体調をくずされ急におやめになり 若いドクターに代わったのが誘因だった 私は信頼していたTドクターをある日突然失い呆…

みけ 朱鷺の巣立ちを眺めるの図

みけがテレビを見ています じっとじっと見入っています 朱鷺の雛が巣立ったのです 大きな鳥です すこしも可愛くないと私は思うのですが 皆さま一生懸命つくしておられます ニュースを見るたびに 痛々しいやら飽きれるやらで ほかにすることが山ほどあるだろ…

ちょっと・ショート  ② やがて告別

こんな時にこそ 心を合わせて共に頑張らねばならない そういうことに直面した時に限って 男というものは素知らぬ顔をきめこむ 受け止める気持ちはあっても力がないのか 力はあっても重い物を持ち上げる力にすぎないのか とにかく能力の全てが会社というもの…

子猫の頃のりぼん

お母さんが編んだ帽子でお昼寝(=^・^=) 段ボール大好き これこれ! 年代物の扇風機 これナショナル製品よとコマーシャルのりぼん 生後六か月の頃のりぼん 可愛いさかりだった いまは大猫になってしまった 私がミルクを飲ませ過ぎ フードを欲しがるままに与え…

花園へのいざない

ずっと向こうから汽車に乗って来たが 何故だか線路が途切れてしまったその先に フラワースカイツリーが林立していた 大好きな白薔薇 幸せの黄色も大好き 大好きがいっぱい 幸福な蜂 猫可愛いね〜なでなで・・・(おまけ画像) 帰りはひたすらあるいて帰って…

バックをリニューアルした

イギリスアンティークの針刺し 持ち歩いて重宝なり 麦わら編みのバックが売っていた それはそれは派手な花刺繍で お値段は9800円もした なんだか売れないでいつまでも店頭にあった 去年の夏も・・・ オッとみるとなんと捨て値になっている500円! さ…

ちょっとショート ①魚

私は愚かにも釣り上げられ冷たい氷がゴロゴロ入った箱に入れられた もはや海に帰ることはできないのだ この釣り人はおそらく私を水槽に入れることなど思いもよらないだろう 私は体をS字型にくねらせ ささやかな抵抗をする しかし魚は手も足もない いうなれば…