カウンセリング 

長いことそれは一年か一年半か二年か・・・
よく覚えていないのだけれど
ブログを休んでいた時期があった
それはかかりつけのTドクターが体調をくずされ急におやめになり
若いドクターに代わったのが誘因だった
私は信頼していたTドクターをある日突然失い呆然としたのだった


若いドクターは「気分転換できてますか?」などとお訊きになる
そもそも気分転換ができるようなら
メンタルクリニックなぞ行かないのだ 解っていない
私はどんどん落ち込んでいった
他の患者さんももとのドクターはいつ復帰するのかとしきりに尋ねていた


そんな折にドクターがカウンセリングを受けてみませんかと仰る
そういうこともしてみようかと頷いた


A4の画用紙と鉛筆、消しゴムをわたされ
「木と家と人を書いて下さい ゆっくり描いて下さいね」と
40代の女性カウンセラーが優しい微笑みで言ってくれた


       


7,8分で一気に書きあげたのがこれ 
カウンセラーが息をのんだ気配がした
一週間して私の知らない私の心を聞かされた・・・?・・・


このような根の張った大木にはすごく強い意志が現れています
建物は堅牢でこのことから 家や家族を実にしっかり支えていることが
わかります 拘っているともいえます
この屋根の上に居るのは誰ですか?「わたしです」あぁそうですか
ますます強い方だと思います
あなたはここから何を見ているのですか
「眼下に広がる家々と田畑そして遠く光る海をながめています」

あとは何を言われたのか忘れてしまったが

私は強いのだという言葉が印象的で 決して弱い私ではなかったのだと
自信をもてて安心できた


でもカウンセリングを受けるのは話すのもアドバイスされるのも
物足りなかった ただただ私は前のドクターを思うばかりだった
何処に行かれたのか探して訪ねて行きたい想いにすらなったが
諦めそしてどんどん落ち込んでいった 死の淵さえ彷徨った


しばらくして朗報があった
EPOMさん 紹介状をかきますよTドクターが元町に開業なさったのです
受け付けの方の声がけ Tドクターは気にかけて下さっていたのだ
私はでかけていった 浮き上がるのにまた実に苦しい期間を必要としたが
今こうしてブログアップできるようになった幸いである


因みに夫に描いてもらった 木と家と人の図?

       
       

    
     さもありなん 私の愛すべき夫の心丸見えである