2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日の続き

「わたしはだれ?」には(櫻となって踊りけり)という副題がある それは 三橋鷹女の「老いながら椿となって踊りけり」を引いている らしい・・・やはり凄い こういう方こそこわい女というのだろう 吉行和子さんの小エッセイから読みとった 岸田今日子さんに…

わたしはだれ?

鎌倉のたらば書房にお願いして古本をさがしてもらいました どこでも見つからなかったのに ほんとに嬉しい本一冊 「サイン入りでして すみません」 いえいえこれは嬉しいことこのうえありません 衾去(きんきょ)は冨士眞奈美さん 窓烏(まどがらす)は吉行和…

雨の日のそぞろ歩き

冷たい雨の一日だったけれどそれはそれで景色が良い 買い物のスーパーへの信号待ちをしていたら 何と可愛い双子ちゃん お母さんは子育て二倍に大変だったでしょう 髪飾りもコートも靴もお揃いで可愛い!! 少し冷たい雨の外も歩けば体があたたまり 良い季節…

不思議 めぐり会い

私は忘れ物をほとんどしない そして電車に乗る時刻も決まっている 乗る車両も同じだ それがどうしたことか 忘れ物をして家に戻った 電車は一つ乗り遅れ ホームはまだ混雑しており 入ってきた電車にやっと乗り込んだ 先頭車両だったかもしれない そして鎌倉駅…

昼休み

公園のベンチでお昼寝のオジサマ どうして片方の靴は脱いでいらっしゃるの? お昼御飯のお兄さん二人 おいしそうですね〜 食べるのが早い事! 公園ママとちびっこ達のいないしんとした公園はお昼寝と休憩と そして読書にうってつけ 「 し〜〜〜ん 」という文…

チョコレートコスモス

花屋さんをのぞくとチョコレートコスモスが・・・ 確か創ったはず チョコレートコスモスの妖精 探すことしばし あぁ いたね〜 もう羽ばたいていってしまったけれど 心をこめて魂込めてこしらえた人形に再会 今どうしてるの? いつの日かまた 創り始めること…

金婚式を過ぎて

電車での行き帰り かくも似てくるものかと観察しきり 金婚式は過ぎていると思しき夫婦の双子具合 足元 手元 そして元他人であるはずの容貌と雰囲気の似かよい これは夫婦以外の何ものでもない 二人は ポツリ ポツリ 。。。 話している 顔を見合わせるでもな…

まさおな秋の空の下

まさおな秋の空の下に銀杏の実が干され 黒い土に秋植えの苗が すんと立っている それらは何と豊穣な景色であることだろう 空騒ぎの雑音から逃れささやかな一こまを見つけながら歩く・・・ 波にもまれるうちに丸くなった小石だけの浜があるという 私はいつま…

出逢い語らい

「EPOMさんてどんな方かしら お会いしてみたいです」とメール はい右なる似顔絵の者ですとばかりに出掛けて行った まだ時間がある 待ち合わせ場所の傍のバス停のベンチで読書 ふと目を上げると・・・私のつくったブローチをつけた方が! 「松風さん!」向い…

マリーアントワネット展

知人に無料チケットをいただいたので それではと出掛けた 何年か前に見た時はマリーアントワネットの小さい息子の服が展示されて それがとても哀しくて「見なければよかった」と後悔し躊躇ったが 企画の違いでこうも印象が変わるものかと感心しながらの見物…

ちょっと・ショート ⑨ 喪中欠礼

これだけは自分でつくる気になれないのでプリントショップに頼んだ 3月20日逝去 享年89歳 絵柄を選び 名前を記入 申込用紙を見直して差し出しながら 「胃が痛い」 おじいちゃん あなたが逝ってしまってからなのよ 私はずっと本調子ではない 頑張ってば…

コーヒーショップで創る人

ふと見ると私と同じ工具を使って創るおじさまが!!! あっというまに話しかけていた私 リタイアしてから始めた社交ダンスが楽しくてたまらず とうとうパートナーのドレスに合わせたアクセサリーを作るようになり レッスン時刻までのあいだにもこうして作っ…

猫の案内で

はいはい 何処へ案内してくれるのでしょうか猫さん 若宮大路を八幡様に向って歩いていると猫さんが手招きしている 右の路地をのぞくとちらちらとあかい旗が見えた お稲荷さん ふむふむ なるほど しゃんしゃらと鈴を鳴らして手を合わせ 「初めまして こんにち…

思うこと

市役所で用事を済ませ外に出ると 何度か来ているのに 足を止め読むことも無かった碑に呼ばれた 平山郁夫さんの端正な文字の平和宣言 広島市栄誉市民であり鎌倉市栄誉市民であられた平山画伯 立派なお宅の前を数回通ったことがある あぁこのお屋敷で制作中な…

「  胃が痛い  」

学校というところは教育の一つとしてなのだろうが 文集を学期ごとに作っては何かを子供たちに書かせる その中に印象深いものがあったので記しておきたい 次男が中学一年から二年に上がる時だったと思う 持ち帰ってポイと放ってあるのを拾ってきてページをめ…

公園で読書の秋

桜の葉っぱも少なくなって空が透けて見える からりとした秋の日 家に帰り着く前にあと少し本を読みたかった なにしろ私というのは家の中に居ると モップと雑巾を持ち歩き振り回す(笑) さもなくばニッパーとペンチで物作り ちっとも落ち着かない 公園のベン…

鎌倉 光明寺

十月十日から十五日朝までのお十夜法要で賑わって 古代蓮の葉は「破れ蓮」になっていてなお趣深い 金魚すくいの男の子 いっぱいとれたね 先日読んだ佐藤さとる著「天狗童子」の主人公が寺男となったところ ここまでの道のりは遠かっただろうと思いつつ 10…

鎌倉円覚寺松嶺院

せんなり柿 十月桜 「静かな花・・・」とつぶやくと 思いがけず 「ほんとうに静かですね」と 応ずる人あり 真民さんの詩 我が家の窓からサンセット 坂本堤弁護士さんのお墓にお参りすると 母さちよさんの名前が 朱できざまれていた その想いに手を合わせた …

何にも用事が足せなかった日に

用事が四つばかりあって出かけたのにハズレの日というのがあって 空振りで家に帰り着きため息をつくことがある うお座が占いでビリだったのかしら まぁ いいか・・・ 「君と見て一期の別れする時もダリアは紅しダリアは紅し」 白秋 紅のダリアを見てこのよう…

書店紹介

別格の本屋さん たらば書房です わたしの髪切り屋さんにはこの書店から届けられた本がおいてあります 美容室のボスの話によると昔々大学のサークルの学生たちが始めたとか 「この本いかがですか」と売りに来る本屋さん いいですね 今でも年配の男性が何でも…

友人

私は夫の転勤に伴いあちらこちらと引っ越して歩いたから 遠いところに友達がいる 会うことはまあめったにない 時折メールか葉書で近況を伝えあう程度 鎌倉に住むようになりマンションの自治会の役がまわってきて その時に気の合う友人を得 楽しいひと時を過…

新しい素材で

チェリーアンバーのリング 猫のグラスにピアスを さまざまなパーツで仕上げた 青いビーズは沖縄でもとめた銀箔入りビーズ 赤いのはチェリーアンバーという琥珀 ボーンの鎖に象牙のさくらんぼ 旅は良いがマイペースがくずれる そうするとテンションが上がった…

秋は深まって

ホトトギス まだ咲いているキョウチクトウ 急速に秋は深まりつつあるが強い夾竹桃がまだ咲いている 可愛らしい花だが花にも葉にも枝、幹、根、周りの土も毒がある 燃やした煙にも毒がある いつか遠い日 一枝手折ってきて 焙って舐めようかと思った 苦しかっ…

沖縄紀行 「 白 」

雲上は雪原のよう 珊瑚と貝だけの白い浜 珊瑚がころころと 潮溜りは枝珊瑚でいっぱい お茶目なおまけ画像 夫が賞味した「海ぶどう塩ミルクアイス」 何と物語られようとも想像のつかなかった珊瑚の浜 この浜で波音を聴きながらじっと時の経つのを忘れ すわり…

珊瑚の浜

地元民だけが行く海辺に連れて行ってもらった 実に実にあるがままの珊瑚の浜を踏みしめて、なんともったいないと足を浮き上がらせる気分で歩く 早く早く写真をアップしたい 言葉は役にたたない 降参の風景 太郎の選択の正しさに拍手。

沖縄にきた

相変わらず観光客が多いことだと思ったらお祭りに当たったらしい 国際通りは宵祭りで賑わいホテルは満員 私たちは空港近くの静かなホテルでしばし外を散策した 南国の植物があり 先日の台風17号の被害は甚大でその跡は無残だった 根こそぎ倒れた木 壊れた建…

かけがえのない宝物

昔かけがえのない宝物を授かった日 太郎が私のかいなに抱かれた日 あの何ものにもたとえようのない愛しさは 過ぎし日に変わらないが 今は思い出の中にセピア色にくすんでいる 妻を愛せよ わが身を愛せよ 人に優しく 思いやりをもって尽くせよ ひたすら やが…

秋の風景

やる気満々 気力満々の夫を見続けていて いつも彼の力に圧倒され この人の言う通りにしていれば大丈夫なのだと心のすみで思っていたら 当然ながらそうではない姿に接し 以来頼るよすがのなさ如何ともし難く そんな気持ちがよぎること度々である・・・ 夫は時…

仙臺四郎さん

仙臺四郎(せんだいしろう)さん 江戸末期から明治にかけて宮城県仙台市に実在した人物 仙台の商店街を歩いていて彼が立ち寄る店は必ず繁盛するとして どこでも大切にもてなされたという でも気に入らない店には行かなかったとか この人形はいつも買い物をす…

「 おはなこ 」

近頃はなにかしら荒くましい内容の本ばかり読んでいたので これはいいわと思って手にとった 少し古い本だがなかなか興味深くちっとも古くはない 体の部位の「頭」から始まっているのだが まず「おとがい」から 「顎」(下あご)のこと 村上鬼城の「 相撲取り…