秋の風景

       


       


やる気満々 気力満々の夫を見続けていて いつも彼の力に圧倒され
この人の言う通りにしていれば大丈夫なのだと心のすみで思っていたら
当然ながらそうではない姿に接し 以来頼るよすがのなさ如何ともし難く
そんな気持ちがよぎること度々である・・・
夫は時薬で徐々に立ち直っていくだろう


すすき野に農機具小屋 このような景色に立ち止まり 越し方を思う


さてやらねばならぬ事はまだまだいっぱいだ
課せられたこと 自らの身の奥から湧き出すものもある
力を出してひとつひとつをこなしていこう


「ただしづかに金のよき葉のちりかへりいかばかり秋はかなしかるらむ」

                   北原白秋






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