まさおな秋の空の下
まさおな秋の空の下に銀杏の実が干され
黒い土に秋植えの苗が すんと立っている
それらは何と豊穣な景色であることだろう
空騒ぎの雑音から逃れささやかな一こまを見つけながら歩く・・・
波にもまれるうちに丸くなった小石だけの浜があるという
私はいつまでも丸くなるどころかヤマアラシのままであるが
西洋では幸運の印がヤマアラシだという
所変われば品変わる 幸運の持ち主と自負して日々を過ごしてゆこう
昨日花屋さんの店先で私の作品のピアスをつけた方をお見かけした
はっとして立ち止まりその横顔をしばし見つめた
気に入ってつけて下さっているのを見る偶然
やはり創ることは幸いなり 父がくれた手を見つめ亡父を想う
「お父さん ありがとう」いつまでも私の中に生きて
手すさびを与え続けてくれているのね。
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