なんてったって アイドル

今週のお題「私のアイドル」


       

私のかいなに舞い降りた天使 太郎 

産声は大音響であった

育つということはいろいろある

賑やかで 穏やかな 団居をもたらしてくれたのは太郎 そして

熱を出す 吐く お腹の手術をする 喘息の発作が起きる

そして成長期の様々な苦悩

この子の苦しみは私の苦しみでもあった



  カリール・ジブランの「預言者」の言葉が私を楽にしてくれた


   あなたの子供は あなたの子ではない

   自らを保つこと それが命の願望 そこから生まれた息子や娘

   それが あなたの子なのです

   あなたを通ってやって来ますが あなたからではなく 

   あなたと一緒にいますが それでいてあなたのものではないのです

   子供に愛を注ぐがよい でも考えは別です

   子供には子供の考えがあるからです

   あなたの家に子供の体を住まわせるがよい

   でもその魂は別です

   子供の魂は明日の家に住んでいて あなたは夢のなかにでも

   そこには立ち入れないのです




今この写真に彼の面影はわずかながらにあることはある

しかし しかし 愛しかった 可愛かった 

私はいつまでも抱いていたものだった

だって だって なんてったってアイドルだったのだから 

いや 今もアイドルだ  アイドル第一号だ 

そしてアイドル二号が続いたのだ 次郎!!