あぢさい葉くるりくるりと翻り

        

      ひとすじの蔦につられし人葉好き  ゑぽむ



 あぢさいの葉が佳き色になっていた


 人は木の葉のようだといつも思う


 木の芽時はヘンテコな気分になって 笑ってしまうが


 やがては繁茂し青嵐となり滴る


 秋はとりどりに装い わが身を見ようと人は出かけて鏡をみる


 冬はその枝を空に刺し倒れないようにと耐えて待つ


 

       さあ 今日は旅に出る


       今年は晩秋と初冬を二回味わう


       委細面談じゃなかった


       委細は帰宅してから


       

        

           






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