「君よ憤怒の河を渉れ」

 高倉健さんの映画「君よ憤怒の河を渉れ」が最初だった


 20代始めの頃題名に惹かれて観にいったのだった


 (憤怒)が(ふんど)とルビがふられていて ひどく違和感があった


 (ふんぬ)だろう! 西村寿行著 原題は(ふんぬ)とウィキペディア


 やっと腑に落ちた 映画で興行するには(ど)のほうがインパクトが大


 しかしながら内容をよく憶えていない 暗く重い雰囲気のみの記憶


 長いあらすじを読んでみても思い出せないので本を読んでみようと思う


 高倉健演じるエリート検事が濡れ衣を着せられて逃亡するという物語


 健さんは「務所帰り」「仁侠物」が似合う気がして検事はちょっと!


 お亡くなりになったと知り 昨年叙勲していたことを知り


 その二つを少し残念に感じた。


 さてこの頃 アルバイトから帰るとお昼を食べながら古い映画を観る


 「ランボー」「ヒットマン」なんとも爽快至極である


 私はけっして暴力的な者ではないが観ることで仮想体験しス〜っとする


 耐え難きを耐え その果ての爆発は肯定するものだ


 さて 昨日の首相の質疑応答のライブは噴飯物だった


 質問も応えも「読み上げ」であり脚本どおりなのだ


 字幕スーパーが話すより先に出るという茶番劇


 かつてあった突き刺すようなマスコミの質問は皆無


 そういう一部の人たちはあの会場から排除されているのだろう


 地に堕ちたものだ それならば何らかの方法で書かねばならぬ


 ジャーナリストの誇りは塵埃となったのか


 国を憂いて彼らの給金(税金)を削ったらどう?


 消費税などむしろ財布の紐を堅くするばかり


 先延ばしして安寧に切り抜けようという姑息が丸見えである


 選挙には大金がかかる 無駄遣いここにきわまれり


 私は憤怒している そして疲労してもいるが諦めまい 見張っていよう






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