2014-07-11 松本清張・神々の乱心 本 未完の書である なかなか読む機会がなかった 結末が書かれていなくともいいのだという気がした 一頁目からぐいっと惹きこまれる さすが清張先生だ物語りの舞台は昭和初期 明治42年生まれの作家ではあるが なんという調べの深さ理知であろうか 上巻半ばではあるが急く気持ちで読み進んでいる 未完の最後は作家の最期である 心残りであったのだろうか いやそのようではないだろう 本は師であり親であり友である 父と同じ頃に生をうけやはり同じ頃に旅立ったひと 聴けなかったことを教えてもらおう ・