頭の疲労

なんだか変だった
体調が悪いわけではない
暑いからってなんだ 夏じゃないか
毎年やってくる中を平気で歩いていたじゃないか
それなのに それなのに とにかく変だった
加齢というものでもなさそうだと感じた
ただものを考えたり感じたり 人と単純でない会話をするなど
そういうところからドロンと消えてしまいたいこの頃だった
なにしろ鬱陶しかった 面倒だった
世界中にどんな不幸や災害や戦禍があろうとも
それに対してこの自分が恥ずかしいと思うことができぬほど変だった


昨日一日部屋にいた
主婦(無職)であるからこういう勝手ができる
座ったりごろりとしたり
気がつくと「あ、眠ってた・・・」その繰り返し
夕方になってすっきりしてきた


脳の疲労は眠りでとるしかない
解りきったことを再認識した


以前なら「頑張る!頑張る!」でつらぬいてバタンといった
我が身は大切にせねばならぬ
脳はすべてを取り仕切る 休脳日は必須
ひたすら部屋にひきこもり蝉の鳴く音にさえ耳かたむけぬこと
蝉は煩い


さあ 小鳥がさえずり始めた
今日は元気に動けそうだ


始動である




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