美容室で話し込む


        


いつもながらのセンスの良さ
ピンクの一重の盛り花 こんなにたくさんなのに涼しげで可愛らしい


松本清張の未巻本や末筆となった本の話をして
彼が書くために各地を取材し聴き取りは密で深かったことなどから
読解力も必要だし それが近頃疲れて仕様がないとこぼしたら
急に「曽野綾子さんはいいよね」と言うので嬉しくなった!
たいていの男性は彼女を悪く言うし
おそらく作品を読みこんでいないにもかかわらずけなす
だから言わずにいたのだったが
美容室のボスは
「彼女はとにかく現地に行ってそこの物を食べてともに生活して
 事実を書くから説得力があるし 良い意味で突き放していていいよね」
まったく同感であり我が意を得たりで久しぶりに清々とした
頭はすっきり刈り込まれて気分まことに良し






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