韻を踏みそれがよいかと身をなだめ

        

       古書からの贈り物なる優美かな  ゑぽむ


今の本についている栞はただの紙切れです  昔はこんなに素敵
アールヌーボーと言っていいほどのデザイン
これを描いた人は誰なのでしょう 




        

       猫よりも大きな蜂が死んどった   ゑぽむ


ほんとうにセミかと思うほどの大きさだったのですが茶化しました





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        辻褄が合わず報われぬ常  


        諦めて待って咲かぬは仕方なし  


        泣くならば風呂か厠か夢の中  


        目の昏きおのれを知らぬ吾子なりき


              ゑぽむ  




長文にすれば駄文になる 韻を踏めばいくらかましかと書きとめた


落ち込みの一因でもあるが成人してのち大分経つ


もう母の手には負えぬ  それでも母子





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