お義母さんが逝く

太郎の結婚式から三日過ぎ・・・四日目に義姉から電話
「おばあちゃんが朝冷たくなってたのよ」
義母は二月十五日の夜お風呂に入りベットに休み
そのまま永遠の眠りについたのでした
こういうときは警察医がくるのですね
一応「バックはありますか?お財布は?」と訊かれ・・・
推定死亡時刻は十六日午前零時零分 
苦しまずすーっと逝ったのでしょうとのこと
皆さんがお気の毒ながら羨ましいような亡くなり方だとおっしゃいました
義母享年八十八歳 いつも笑顔のひとでした
喪主挨拶で夫は涙で声がつまりました
私は三十代で母を見送っています 夫は還暦 
しかし悲しみに歳の差はないのですね
心の喪失の始末を夫はできるのだろうか
夫の背中をさすりながら初めて慰めの思いが湧きあがるのに気付きました
お母さん さようなら