結婚記念日だった

       


主人公は妹の夫を斬るという命を受けて兄弟同様に育った下男を伴い
その地に赴く  遠く歩きながらこの道を妹夫婦が歩いた事を思う
友人でもあった脱藩者と最期の試合をして手を合わせたところに  
妹が帰宅し兄に刀を振るう 兄と共に学んだ剣術であるが所詮は女の力
子供時代の水辺の出来事が再現され下男の腕にすがって妹は泣く
二人をおいて兄は帰る
故郷の庭には白い花が咲き「お父様!」と彼の妻が開花を告げる


思えば結婚記念日であった
無料の映画を観て 久しぶりにピザを食べた 私はマルゲリータ
夫はサーモンのサラダ風ピザ
「ずいぶん長いこと一緒に暮らしているねえ」 そうね
誰しもがそうであるようにいろんなことがあった
次々に事は起きた その度になんとかこなしてきた
これからもなるべくなら力を合わせて生きたいな
せっかく出会った縁なのだもの








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