七夕さま

昨日はせっかくの七夕さまのお飾りが映えなかった

短冊に書かれた願い事は読んでもらえただろうか

お星さまきらきら 空から見てる

なにせ私の頭は旧暦なのでそれほど残念ではない

何を書こうかはこれからゆっくり考えるとして

仙台の竹飾りの豪華絢爛なこと

小さかった子供らを連れて出かけたことを思い出す

後にも先にもたった一回 次男は

お隣さんに貸してもらったハイカラな背負子に あんよブラブラ

お兄ちゃんは迷子にならぬようにみっちり手をつないで

そのうえ家族が離ればなれにならないように

わたしがピッカリ目を光らせた

楽しそうな親子連れ

やっぱりはぐれて涙ぐんでいる大人の女性

わあわあ泣いてる三歳児…くらい…

ひたすら歩いて疲れもしらぬ若き日だった

時は移り変わった 携帯スマホで迷子もあるまい

あとひと月足らずの旧暦の七夕さま





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