茗荷譚

茗荷が大好きである
六月ごろから出回る 高い でも買う 美味しい夏の風味
ひたすら刻んで漬けものに混ぜる 
味噌汁に入れる 薬味というより主食!
昨日夫とスーパーマーケットに行った
夫との買い物は疲れる・・・
ぴったりついて歩いて食品の名前を次々に読み上げる
うっとうしいうるさいから買うものを忘れてしまう
実は今年三月で退職のはずがプロジェクトの仕事がまだ残っていますから
もう一年居てくださいと言われて勤務一年延長になったのだ
ホッとしていたのだけれどどんどん月日は過ぎてゆく
毎日顔を合わせて部下のごとくに扱われると思うと気が重い
罰があたりそうな言い草だけれど本心・・・
そうそう茗荷!
うるさいから「お父さん 野菜売り場から茗荷を持ってきてよ」と頼んだら
まん丸な目で持ってきた
「なっ!?茗荷ってたった三個で258円もするのか たっかいなあ」と
「そうよ!美味しいわけなのよ」
茗荷は体に良いのだ そんなことより大好きが勝る。