台風一過

      

         公園のベンチにて


      

        じっと眺める


      

          台風一過の青空


台風の晩に作家で歌人辺見じゅんさんが自宅で亡くなったそうだ
辺見さんの「収容所(ラーゲリ)からの遺書」は読んで感動したのだった
ノンフィクション 山本幡男さんの生涯を描いたものだ
部下達に短歌を教え心を表すことで苦難に耐えるよう指導した方
御自分は病を得て帰国は叶わなかったが部下の何人もが
様々な方法で山本さんの妻の元を訪ね遺書を朗読していく
ある人は暗記し ある人は服に書いた紙を隠し縫いつけ帰国したのだった



辺見じゅんさんはNHKの短歌入門に出ていらした
ふっくらふくよかな優しい方とお見受けした
父は角川源義 弟は角川春樹
ちょっと調べた年表を見ただけで苦しかったろう出来事が
次々に見られる
享年72歳 まだまだお若い 若すぎる 
もうテレビでお会いできなくなるのかと思うと残念で哀しい


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お彼岸で郡山に行ってきますので二三日お休みします
では 行ってきます