コタツ布団騒動


      


お彼岸に郡山に行って もう朝晩涼しかったので
義父に「おじいちゃんコタツの用意をしましょうね」と言ったのに
「まぁだまだ いーわい」なんていっているうちにこの寒さ
夫が弟に頼んで来たのだけれど間に合わなかった
義妹が訪ねてみると義父はコタツカバーをかけただけで
「布団がないわい」と言っていたという
私達夫婦が捨てたのである というのはあまりにボロボロだったからだ
捨てるなんていうと「ならん」というのは目に見えているから
そっと隠して刻んで捨てた 私は都合7回もゴミ置き場に行った
夫も同じくらい行った
二階はいらないもののオンパレードだったのだ・・・
しかし 昔人の義父自身が言うとおり二階が落ちるほどたまっていた
それをバンバン捨てたのである
もちろん良いものは箱に入れて天袋に整理した
だが あっという間に冬模様


「あれ そうだ コタツ布団買わなくちゃ」と独りごとを言う義妹に
義父はこう言ったそうだ
「EPOMが持って行ったんだわい!」

春子姉さんが笑いながら電話で伝えて来た
かくして次回定期ハガキの内容が決まった


「おじいちゃん お元気ですか お庭の手入れは寒いからお休みですね
 ところであの古いコタツ布団は猫達のコタツ用にもらいましたから
 おじいちゃんは新しい布団で暖まってくださいね
 ではお風邪など召しませんようくれぐれもご自愛くださいませ。
                        EPOM    」


なんだか納得できないがしょうがない 
私は新幹線でボロ布団を運んだ事になってしまった
捨てるなんてとんでもないことをしちゃったんだから。。。。。
それにしても息子が持って行ったと言わないところが小憎らしい!