義父の元へ

おじいちゃん 只今ぁ!と玄関を開けると「ぉぅぃ」と声が弱々しい 上がって見ると父が寝間着のままでストーブも焚かない冷え切った居間で顔色が冴えない「どうしたの!おじいちゃん」そんなふうな父を初めて見た…驚く 体中が痛いのだと訴える 冷えだ 嫌がる父を説得して背中にカイロを二枚貼り付け足もくるむようにカイロを貼る 絶対にこのようなことを私にさせるような人ではないはず 不安なのに息子である夫は至って楽観的!夕方になって末弟が足ツボもみに来てくれる 趣味が今やアルバイトにもなっている「クソじいさま幸せだわい」といいつつ義弟の手が動く 血流の悪い足色が肌色になる 父ひどく痛がるが「はいはい我慢して!じゃないと病院に連れていくぞ」と脅す 父「死んでも行がねわい」と頑固 明日またカイロ貼っとくれなお母さんと言う父 なんと弱々しい言葉がこの人の口から出るのかと信じ難い思い それでも父は独りがいいのか?いつギブアップが出るのか その時私は応え得るのか…いくら考えてもきりがないので今朝はこれまで。