手紙

姉からの定期便の消印は4月9日
事故の知らせは4月10日


      


A新聞の「悩みのるつぼ」が入っている
私が悩みのるつぼに入っちゃったわ!!


きれいな文字 私のマリアさまのような姉
去年日本橋で会った時には
「ね 私 きたないお婆ちゃんになった?」としきりに気にする
そんなことはないよ きれいなおばあちゃんだよ ステキだよ
言うほどに「ほんとに?」と訊くから
よほど気になるとみえる


昨日は顔がはれていて熱のためにピンク色だったから
しわのない若々しい顔だったので
見たままを伝えた
「あら そう じゃこのままでいようかな」と


私が物心ついた頃には姉は嫁していて居なかった
長女と末っ子の私の歳の差は○○歳


病院からの帰りは甥が最寄りの駅まで送ってくれた
その車中でいろんな話をした
甥と話す機会が訪れようとは思わなんだ・・・
幼顔は残っているがもう中年 なんだろうこれは
そして彼の心を聴くことになろうとは・・・
実に勝気な彼の本心 皆悩んでいるのだ
人の子として生まれれば必ずぶつかる自分との戦いだ


さて何かがあると何かが訪れる 
これは宝物のような姉からのプレゼントだ
メールアドレスを置いて来たら甥の奥さんから
とても優しい文章が届いて心温かくなった
甥は実に温和な奥さんをもって幸いなり
甥自身も言っていた
「僕が激しい分反対の気性で助かります」と。