病室からの手紙

        


無理だろうとあきらめていたのに その姉から手紙が届きました
郵便受けから見慣れた文字の封筒が!
もどかしくエレベーターの中で開封しました 手が震えました
はぁーっとため息が出て ホッとしました
夫に「悦ちゃんから手紙がきたの!」そう言って 読み上げました
・・・夫は涙ぐんでしまいました・・・
父を亡くしてたった二ヶ月の夫です
心にしみて喜んでくれたのでしょう そしてゆるゆるに緩んだままの
彼の涙腺はグスっと鼻まですすらせた
意外な反応に私は泣けなくなってしまいました


姉の息子の嫁であるところの私の姪にメールしました
「ありがとうございます 便せん封筒切手を用意して下さって
 姉の気持ちを知ることができました・・・」と


そうか やっぱり ちゃんと治ったら会いに行こうと思いました
ちゃんとちゃんと達筆じゃないの 悦ちゃんたら
「もう字なんて書けない」って言ってたのに
上手に書けませんだなんて・・・
私だったらさしずめ「下手に書けました」だわ


頑張れ! 悦ちゃん!!! 歩く練習順調とのこと 嬉しい