小鳥の巣を連れて帰って


       

        向側は瑞鹿山円覚寺   ゑぽむ



       

      春草の埋もれておわす故のお方  ゑぽむ



       

      はあはあと息を切らせる九十九折り ゑぽむ


帰り道 とてもなにやら心が重くありました
なんということはないのです いつもの鬱っちゃんが
肩に手をおいたのです ふいに現れては私を困らせます
私は自分でなくなって・・・さりとて自分のままなので
どうしようもなく辛いのです 早く帰ってと頼みます
何度来たら気が済むの・・・?・・・


ぼんやりと歩いていたら「小鳥の巣」が落ちていました
小さな掌に包めるほどの柔らかな巣です


連れて帰って 鶏卵と並べて巣の中には真珠を二個おいて
記念写真です きっと文鳥くらいの野鳥でしょう
どんな巣立ちをしたのでしょう


       
       



お薬飲んでコバを抱き横になり20分眠ったら治りました
あぁ 良かった 小鳥の巣のおかげでしょう             



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