結婚記念日

もうもう牛のよう 


何十年も経ちました


亡父は結婚式の前の日に


「嫌になったら帰って来い」


と言いましたが


嫌になることは星の数ほどあったけど


帰りませなんだ


夫は企業戦士だか傭兵だかでしたから


深夜や明け方に帰っては来ましたが


鍵なぞ持たぬひとで 


私はひたすら待ちました


何ヶ月も帰らぬこともありました


大けがしてるのじゃないかしら


戦死しているのじゃないかしら


悲観的な私は最悪ばかりを考えて


独りの夜を過ごしました


幼い子等は眠っており 


見知らぬ町は冷たくありました


よくぞ孤独に耐えて いき抜いたものだと 


うらなりの自分にびっくり


いいえ 夫が強かった 


頑張り抜いて今があります


体力には自信満々だった彼も


疲れてきたようです


そろそろ 戦士の休息の時でしょうか


ゆるゆると 


休む計画をたててほしいです


縁あって 二人は無事に生きています


そして転勤の多さに伴い


転校ばかりの子供らも悩んだのです 


しかし人生の糧となっているでしょう


それを知るのはいつでしょう


まあ 私たちにはもう関係のないことです


一人の人間として生きていくでしょう


健康な体だけは手渡してやれました


さて 東日本大震災 


こんなことが起きるなんて


そして福島原発の崩壊 レベル3


人間はかくも愚かだった


せめて個人として 


原発反対とシュプレヒコール!!!


そして 


日本全体の渚に打ち寄せられている


猛毒を知らしめること


海の続く対岸の国からいつ賠償請求が来るか 


時間の問題です


オリンピックにうつつをぬかす場合ではない


そしてオリンピック反対デモを報道しない


マスコミのだらしなさ


言論統制という信じられない


化け物が歩きまわっています 退化です


結婚記念日に多くの真実をとらまえ考え


明日の子供たちをどう守るのか微力ながら考えて


出来ることをしたいと


切におもいます





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     結婚記念日 カウンターが20万を超えています
     半年での達成です 皆さまありがとうございます。





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