夢をみた

こんな夢をみた


主治医がなぜか学校の先生になっていて


お別れの挨拶をしている


遠くの学校に転任するのだという


哀しくて 悲しくて 暗い気持ちで 聞いていた


そのあと 学校の裏山に行くと ティアランカという花が群生していた


白い水芭蕉のような カラーのような 小さい儚げな野花




        



オリバー・サックスの本を読んでいる


そのせいだったのかもしれない


次郎のことで喜んで その喜びもまた ある種の疲労である


感情の上下は体力を要するのだということは知っている


だからOKなのだ


drakitiさんのドクターが開業するために去っていくという記事も


夢をみる要因になった


きっと私も寄り添ったのだ


同じ経験があるから その不安がこうして夢を見させた


目が覚めても不安は続いている


しかし夢だ 夢


ティアランカという花はない なぜ具体的に名前が出てきたのだろう


脳の不思ということなのだ


人間は病気になるが 動物は疾病である そう記述があった


実に腑に落ちた


彼女たちは静かに逝ったではないか


仔猫のピピは健やかだ


みけは若くマイペースだ


次郎は動き出した


すべて世はこともなし


私の小さな世界の話






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