酷寒と嘔吐に苦し春名のみ
ずいぶん気分が上向いてきて「助かった!」
実はどん底の澱の中で不気味な俳句、短歌もどきを詠んでいた
以下 ご不快かもしれないがアップします
独眼や鉈で薪割る如く喝 ゑ
幾億のフェイスブックを斬る慚愧 ゑ
雇われの者ならず者春つかめ ゑ
すみ憑いたものが邪魔とて象牙刺す ゑ
生くるには関わりのなき水仙花うつむき謳ふはた呪いの語 ゑ
鉄板が背に貼りつきし幾星霜かるく払ひてくれしドクトル ゑ
人はころころころころと人愛しぐさぐさぐさと刺しおりもする ゑ
喰い喰われひとつ力になるやある狩猟といふは呼気の終わりぞ ゑ
赤い人緑の人の歩まする犬のごとくに飼いならされて ゑ
怖いのは逢う魔が時であったのだ知らぬ存ぜぬぬしなどおらぬ ゑ
あまりな残酷は省いた
連日の垂れ流し殺戮に耐えられなかった
もうラジオのFMに避難している
私のような者はかぞえきれないほどおられるだろう
本日は申し訳なく候
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