ひとこま

ずんずん歩いて買い物してあちこち寄って済ませて
喉が渇いたので スーパーの本屋さん兼カフェでコーヒータイム休憩
本を取り出して読んでいると
後ろがやや騒がしい
二人の老女性が女学生みたいにキャッキャとお喋り
これが横浜弁というものかしら・・・


そこへ一人の女性が登場 独りで居たいらしいのに
前の二人が声がけした
「ねえ そこのお婆さん!」。。。無神経も甚だしいこと


毅然として応えた
「私はあんたのお婆さんじゃない!」


背中で聴きながらせいせいとした


私が話しかけられなかったのは
幸運と年齢不足だったのだろうが
もしも無遠慮に話しかけられたら 私はどう応えられるだろう


きっと似非笑顔で「はい・・・」
そしてゆっくり逃げ出すかなぁ


喫茶コナーではマナーを守って静かに話しましょう
本を読んでいる人もいるという空気を読みましょう


夕刻 夫に伝えると「そう言ったのか へぇ〜」
「あなたも頑張りなさい」
いやできるかな
なんとなくできそうな気がする


「私はあなたのお婆ちゃんじゃない 友達でもない!」





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