2016-03-22 夏樹静子さん逝く 本 作家の夏樹静子さんが亡くなられたと報道で知った彼女の本で一番印象的なのは「白愁の時」アルツハイマーについて世の人々が耳にし始めた頃だった自分が日々刻々と失われていく恐怖 諦観最後はいつも縛られていたと思しき腕時計を空に向かってほおり投げる単なる興味だったものが明らかに私自身にも近づいていると感じられるこの頃となったほかに「Wの悲劇」「椅子が怖い」などほんとうに身近な物語がたくさんあってわくわくとさせられたもの静かな面差しにお別れをしなければならなくなった 合掌 ・