2011-11-05 島崎藤村 思い出 今週のお題「センチメンタルな秋」 少し冷たい風が吹くようになると思い出すこの詩 草枕の一部だが この季節 つぶやきながら歩く 藤村は明治29年に仙台に赴任し一年間英語の教師として仙台は名掛町の 三浦屋という下宿屋に住んだ 遠く荒浜の海鳴りが聞こえたというのは 本当かしら 文学的な表現かしら 藤村25歳 若き日の熱き血潮が感じられる そしてなんという切なさだろう 私はもう淡々と口ずさむ 青春の寂寥感を。