島崎藤村

今週のお題「センチメンタルな秋」


      



少し冷たい風が吹くようになると思い出すこの詩
草枕の一部だが この季節 つぶやきながら歩く
藤村は明治29年に仙台に赴任し一年間英語の教師として仙台は名掛町の
三浦屋という下宿屋に住んだ 遠く荒浜の海鳴りが聞こえたというのは
本当かしら 文学的な表現かしら
藤村25歳 若き日の熱き血潮が感じられる 
そしてなんという切なさだろう
私はもう淡々と口ずさむ 青春の寂寥感を。