元町のお宝屋さん

毎週行くのに気付かなかったお店が目に飛び込んできました
ここ! これはただならぬ店だ! おずおず入ったのが先週のこと
「また来ます」「ぜひ来て下さい」
昨日は息子さんではなく店主がいました
昭和21年に二十歳で店を引き継いだという若々しいおじいちゃま


       

       左1967年の写真と右昭和21年の写真


元町には当時30軒を超える洋装店があったそうで
この店が一手に小物類をそろえて繁盛していたといいます
やがて洋服は既製服におされ今ではたった3軒残るばかり
少数のこだわりの方々の御仕立という時代になったと店主は語りました
「輸入物 国産物 何でも良い物をお出ししますから言って下さい」と


       

       レース二つはフランス製 ボタンは日本のもの
       手彫りの木のボタンの裏には150円の値段


一個しかなくなった物は貴重です これをどのように活用しようか
楽しくて嬉しくてなりません 昔は今より良い物があったのです
今は豊かに見えて貧弱です 手間をかけていないからです
この手間を担う人が居なくなったということ
価値観が変わったということでしょう しかし変わらぬ人々もいる
私も恥ずかしながら加わりたいです