私の活け花


        

   ずいぶん前に山道で手折った枝を盃に活けておいたら
   葉っぱが出てきて花のように咲きました 葉が・・・
   拾ったザクロも一緒・・・ 
   ポピーの赤を添えました 小さい活け花となりました
   これも 春の良い景色

   

   昨日 太郎にすこし厳しい手紙を出した
   まず贖罪ありきではないかとに思い到ったと書き始め
   次郎の存在について・・・
   まあ言ってみれば居丈高に物を言える兄ではないだろう
   生きる刃物のようだった太郎ではないか
   父母弟が14年待ったように
   あなたも悩みながら時が来るのを待ちなさい
   父母は覚悟が出来ている
   何故かと言えば次郎という子を知っているからだ
   誰よりも知っているから待てるのだと
   そして太郎あなたの強さは母の羨望であり誇りなのだ
   人生は苦渋に満ちている 少し幸せで上等
   たまさか瑞々しい幸いが訪れることを祈ると結んだ