いらち

「いらち」とは動詞「苛つ」の連用形が動詞化したものという。 詩人三好達治の詩は晴明で静かで好きで暗誦しているけれど実は激越な異常な一面があったという。妻は佐藤春夫の姪であったのでなだめるためか訪ねると、ざあざあ降りの庭に嫁入り道具を投げつけ佐藤春夫ともあろう人を追い返したそうだ〜これは阿川弘之氏の本に書いてあった が、氏自身も相当の「いらち」そして佐和子さんもお母さんに癇癪をおこして困らせたとか…「先生のような方はいらいらなさるそのなさり方が、常人とちがって神にちかい 古代の神々と似通う希有な方なのです」とは誰が誰を指して書いてあったのかは忘れた。些細なエピソードにタクシーに乗ったとたんに料金を用意するなどあったがEPOMも同じだ、そして、帰途についたとたんに家の鍵を握りしめる癖!私も「いらち」かもしれないね。