この秋は無いことはないこのように


        

       乙女子のさんざめきつつ光りおり  ゑぽむ



五人の妙齢の女性達がそれぞれに似合うお着物でバスに乗ってきました


「北鎌倉まで」と言ったのにボタンを押しません


お喋りに夢中です 運転手さんが「北鎌倉ですよ降りないんですか」と


スピードを落としたら 「次のところにします」ですって(@_@;)


謝らないでカヤカヤと降りていきました 若さはちょっと我儘ね




       

     柿の葉に見入ればかくもとりどりに  ゑぽむ



ほっ きれいと拾った柿の葉っぱ 染め織り物のようです


つけた葉の緑 生った実の色 もとの木の色 そしてなにかもっと


自然はいつも美しいなあ スマホのように掌に見ながら歩いた(笑)




        

     散り果てて手かせ足かせばかりなり  ゑぽむ



錆びたトタン塀を覆い隠していた葉が見事に散り果てて


すじ枝ばかり残った 春にはまたここから芽吹く葉


親みたいねぇ・・・っとなんとなく笑ってしまった




        

      佳き景色皿よ果実よ称えあい   ゑぽむ



見過ごさないわよ! おお良いじゃないの  何焼きの陶器?


名無しで充分 名のあるはかえって無粋というものです






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