講習も訓練もなく親なりき  ゑ

ゴミ収集が始まった昨日はプラの量がどんなに切り刻んでも


半端ではなかった リサイクルの紙も相当なもの


段ボールは夫が持って行くと言ってくれたので


じゃお願いしますと2往復はしなかった


よく本を頂戴するのだけれど これは窃盗かしら・・・


ご近所さんの出したばかりの本だからいいかっと2、3冊は頂く


私が行った時には雑誌だけだったのだが


夫が夕方帰宅して


こんな本を拾ったという



        



それがその夫が勤めている会社の封筒と一緒にくくってあったと・・・


場所柄 日立の方が多いのは知っていたが  夫は別


「大所帯のマンションだから同じ会社の人っているんだなぁ」と


そしてこの本である


壊れた私が育てたから子供は壊れたのか


いやもっと辿れば母の母が壊れていたのか


壊れた女は母になり子供を壊したのか


いや 壊れる運命にあった子供だったのかと


せんない事を想いつつ数ページめくって閉じた


以前にも書いたが「チルチルミチルの青い鳥」の話


二人が「明日生まれる赤ちゃんの国」に行く


そこには大きな袋をもった赤ちゃんたちがいて


明日生まれる妹にめぐり会う が


妹の袋の中には「幼くして猩紅熱で死ぬ」という運命がある


他の子の袋には泥棒や人殺しや ありとあらゆるものが入っているのだ


確かに言えることは「壊したいという衝動をもった者」が


いつの時代にも居たということだ


ニュースでは空恐ろしく伝えられ 信じられない事件というが


はるか昔から確かに居た それはきっと


戦争という定期的あるいはず〜っと続く争いも


その「壊したい」の表れではないか そんな気がする


少年Aたち 少女Aたち


壊したのは親か 壊れる運命だったのか 決められていたことなのか


避けられないことだったのか これからも起こるのだ 多分


私の袋に入っていたものはおおよそ見当がついた


夢見る青い鳥のお話は実は深く怖いのだ


悩みは果てなし   まぁ そういうことなり






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