お雛様の内訳

        


雛飾り 木彫り 縦14センチ 幅17センチ 十五人飾りであった筈


だが! 三人官女の一人と武者二人が行方不明と判明


八方手を尽して捜索するも姿を見た者もおらず


二人手に手をとって出奔したと断定 一人は流れる者となりと


捜索打ち切り やむなくEPOM創作を依頼さるる


してその内訳詳細


一人の武者の髷を切り「かもじ」すなわち「ヘアウィッグ」をつけ


刀を柄杓に持ち替えて(爪楊枝とガラスビーズ使用)


袴を朱に塗り官女とす「おかま」=「ニューハーフ」 中央!


これにて皆々勢揃いの十三人飾りと相成り候




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ゆく川の流れはたえずして もとの水にあらず


        中略(膨大なもので)


外山の庵にしてこれをしるす



  「月かげは入る山の端もつらかりきたえぬ光をみるよしもがな」



          鴨長明 方丈記より





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