三年ぶりのラジカセ

どうしたものか三年前の震災以来 CDを聴くことができなかった
しんと耳をすましていないと怖いと感じていたからだ
誰しもが何らかの支障をきたしたのではないだろうか
故郷があのように壊れてしまったこと
それは「山の動く日きたる」が不条理な事実になり
この上なく不安な状景になり目に見えない放射能を浴びたこと
そして国の許せぬ不実であった


諦観・・・
ふと音楽が聴きたくなった
CDのジャケットをながめてこれをとり出した


        


ジャニス・イアン ゆったりとしたメロディ
少し哀しげで切なく甘い
これは次男と一緒に買いに行ったのだった
ショップで「あいうえお順かなぁ」と言うと
「バカじゃん?」とさっさと探してくれたっけ



一番小さいのがよかったのだが欠品だったので
20X15センチほどのこれを買った 


        


防水機能のもの
さて線を繋ごうとしたらどこだか解らない
差しこんでも電源が入らないと思ったらなんと
ビスの穴だった 防水なので接続部分に蓋があったのだ
笑い話である。。。


久しぶりに音は低くして聴いた 

  「17才の頃」「灯りを下さい」「お茶と同情」




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