からすうりの花は毎夕


        


過日摘んできたからすうりの花が次々に一つずつ咲いてくれている
たまに見忘れて 朝になってつぼんでしまい「ごめんね」になる
ほんとうに魅力的な花だ


街の大通りの緑の上にからすうりの葉をみつけてたどると
それは雌花だった 小さな緑の実が生っていた
きっと誰も気付いていない
朱色の実が生って初めて「おや!」と思われるのだろう
その季節が早く来てくれるといいなと待ち遠しい


この地はどんな山であったのだろう
どんどん開発され道は舗装され 埋められた
けれど名残の花は咲く ここにいるよと!
カラスウリの根っこは瘤のようだと書いてあった
どんなに大きな瘤なのだろう


白いレースの花の根は地中深くの大きな塊




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