早春の萌し

 こんなに早く目覚めるようになってしまった
 すっきりとした目覚め 丑三つ時の私の安心な自由の時

 ライスミルクというものができた
 お米からできたミルクだ
 国産はまだできていないがイタリーのお米のミルクで楽しんでいる
 飲みたかったカフェオレ ちょっと物足りないが満足しよう


 食物アレルギーは牛肉と乳 これだけだから幸いなり
 今朝はミルクティーを楽しんでいる


 かかりつけのアレルギー専門のドクターは
「それが普通なんだよ 奴らは畜生だからね」とやや過激!
 

 昨日から体に春を感じている
 花粉が飛び始めたようだ 杉でしょう 例年の2倍だとか
 なぁに クシャミして鼻をかんでりゃ過ぎますよ
 予防薬も飲んでいる しかし感じる それは春


 姉兄の中で末っ子の私だけがこれを請け負った
 その代りに高血圧からは免れている


 線路端の水仙も美しい 梅一輪の暖かさも・・・
 沈丁花の花のつぼみもふくらんできた
 早春は来にけり


 ジェントルマンのドクターに出会っただけで
 心の重みは半減した ありがたい
 花を愛でるに時は同時に良きことを連れてきてくれた


 苦しかったのだ 実にじつに


 チャーチルが飼っていたという「私の中に黒い犬」
 私にはまだ悪魔としか思えないが飼いならしていこう
 そしてこの感覚を大切に役立てたいとさえ思う


 子供時代からの同居者 私の中の私よ
 折り合いをつけようではないか
 あなただって不安なはず そうでしょう
 鏡の中の私よと語り掛ける


 いつの日か決別しようね
 一人一人となって心緩やかに生きてゆこうではないか


 私は独りになりたいよ
 この丑三つ時が私の貴重な時間


 本を読み ものを作る 私だけの時
 おや猫たちが足元に寄ってきた
 柔らかな感触 おはよう!
 






               丑三つ