久しぶりの午前二時

なんと久しぶりだろうか

はっきりときっぱりと目覚めた

どろどろと眠りこけていた数か月 つらかった

大好きな本も読めずにいた

この私の中の黒い犬をどうやって飼いならせというのか

時折やってきては不機嫌をまきちらし

皆を私を途方に暮れさせる

さてまあ 目は覚めた 寒いが暖房はつけない

小さな愛猫が膝にのって温めてくれている

鬱の落ち込みの早いことといったら悪魔のよう

救いのように目覚めが来た 恩寵だ

同じことは長くは続かないよと大好きなドクターが云った

信じて待った 終わりの始まりかな

しかしこのさわやかさはどうだろう

幸せでまぶたがあつい・・・

無理はしなくていいのだ マイペースでいこう

書きたくなったら 読みたくなったら 物言いたくなったら

自然に紐解こう 鼻歌でもうたおう

私の神様ありがとう 





                  ・