ドラえもん短歌
本屋さんに入って いつもは行かないコーナーに立った
背表紙を次々読んでいく
おや!「ドラえもん短歌」 なかなかほろりとするじゃない
三首記憶した 本屋さんの外に出て手帖に書いた
中で書き写すわけにはいかないもの
ドラえもんが好きだといえる人だった羨ましくてにくらしかった
ドラえもんよりも好きだといっただけでなんでそんなにうれしそうそうなの
ちょっといい気になってたな私のくせにのび太のくせに
二回もどって確認した 手帖の文字は判読不明 やっと読めた
PCで確認したら枡野浩一さんが全国から募ってまとめた本らしい
私はもう歌は詠まないだろうと思う
心の深みをのぞきこむことはもうできない
「私のくせにのび太のくせに」だ
昔リログを始めた初日にアップした歌 15歳の時の作
「猫の背を逆さになでて思いおる内にこもれる矛盾の数々」